七人兄妹

既に他界している両親の元、6男1女の7人兄妹で昨年末まで皆実家の近所で暮らしている。暮れの31日、4男の訃報が届いた。まだ74歳だ。4月から入退院を繰り返していたがあまりにも近所であり何時でも会えるという気のゆるみか会っていなかった。虫の知らせか分からぬが前日の30日に見舞いに行ったところ既に点滴は外されていた。七人もいるとそれぞれの家庭が有り、生活環境も異なるため不意にここ数年は訪問したりする機会が全くない状況であった。両親が生きている頃は忘年会、新年会、麻雀大会、父の日、母の日、誕生日などの祝い事を兄妹が集まってワイワイ飲んでいた。やはり扇のかなめというか両親が亡くなってからは全く行事というものが無くなっていた。昨日告別式が家族葬として行ったがそこで兄妹全員が揃うことが葬儀という悲しいセレモニーであった。恐らく今後も全員が揃うことは訃報しかないであろう。これが世の常かと思うと寂しい限りだ。来月古希を迎える年になった。今回の葬儀であらためて思ったことは誰でもそれぞれの寿命があるわけであるが何をしてきたか何を残してきたかが問われることではなく「今」が周囲の人々への感謝の気持ちを持つことの大事さや社会の役に立つために働くという基本が大事と痛感している。経営者という立場上、どうしても上から目線で見てしまうことが有るが皆それぞれの力量の範囲で頑張っていることを認識しよう。

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