運を科学する

昨晩、荒川法人会の特別講演会に参加、講師は脳科学者である中野信子氏の「運」を科学する~運がいい人の行動パターン~という話を聞いた。ムーブ町屋の会場はコロナ禍であっても3分の2くらい埋まる盛況であった。脳をコントロールしたりトレーニングすることでもっと豊で充実した日々を送ることが出来るという考えが基本。講演の内容はネットで金融広報中央委員会発行の広報誌「くらし塾きんゆう塾」2017年夏号にも講演内容と同様のインタビュー記事が掲載されている。先ず運は皆に平等という前提で研究者は性格傾向に着目。ビック5といわれる特性の尺度が有るという。開放性、外向性、誠実性、協調性、神経症傾向の5つ。自分で運が良いと思っている人は外向性と開放性のスコアが高いということが実験で分かっている。こうした人達は落ち着いて行動しし、新しい物事に挑戦し、自らチャンスをつかんでいく傾向があるとのこと。ただし、これらの研究は欧米の実験であり日本人に置き換えられるか未知数とのことだ。講演の中でなるほどと思った話が年収。例えば年収100万円の仲間がいると想定。自分は150万円という立場が分かると幸せを感じる。しかし、周囲が年収30万円、500万円の人の中に入ると自分は不幸だと思ってしまうとのこと。人間はどうしても比較しながら自分の立場を決めてしまうようだ。本当は自分の生活に満足できれば他人の生活は関係ないはずである。会社も隣の芝生は青く見えることが多いが自分の足元をしっかり見て着実に成長することが大事。

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