感謝の日々

入院して思うことは身体の自由を制限される事。当たり前の事だが目の前にあるものが後1センチも有れば手に届くのだがそれが出来ない。少し体形を変えるだけでも切開した場所付近に激痛が走る。これから先々介護される身になると思うと迷惑を掛けない暮らし方をどうしようかと考える。病院、介護業界はやはり人手が必要な世界。AIがいくら進化しても機械化は不可能だ。もし可能にするならばベッドの周囲にあるもの机、椅子、テーブルほかすべてを患者本院の意思で動作するものを考えなければならない。しかし、個室にいると会話が限られる「お早うございます」「ありがとう」「ご馳走さま」「おやすみなさい」これら日常の基本的な挨拶。これは社会生活をするうえで最低限の言葉。考えてみると生まれてから親兄弟との会話、幼稚園、小学校と進むにつれて人付き合いも増えて言葉の数も比例する。つまりその社会に存在するための最低限の言葉文字があるという事。周囲の環境によって正に人は成長する。今回の様に限られた時間場所にいると成長は無い。取り留めのない話だが会話をした人脈を考えると名刺交換を数年前から電子化しており調べてみると年間平均500から600人と交換している。創業以来31年になるので累計で行くと相当な人数と会っていることになる。その中で今でもお付き合いしている方はほんの0.数パーセントであろう。大事なことは知り合ったご縁が有る人を大事にすること、そして限定された環境においても会話が進歩するように常に話題や世の中の現状を考え勉強し行動することだ。現在、スマホもパソコンもあり情報取得は可能だが発信する方法が限られる。双方向のお付き合いは懇親会・ゴルフコンペが欠かせない。お酒の無い日が一週間を超える日々。退院が待ち遠しい。

 

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