熱中症

先日、友人が自宅で倒れて救急車で搬送、原因は熱中症と肺炎が併発して現在ICUで治療中とのこと、心配だ。最近の天候は梅雨になる前に夏が来ているようで体の暑さに対する慣れが追い付いていない。ニュースでも高齢者はエアコンがあっても使わないで水分不足で湿度、風がないため熱中症になり救急車のお世話になっている。エアコンを使わないのは電気代がもったいないという側面もあるようだ。お得意様から熱中症対策用品が支給されている。腕時計型の熱中症予防の簡易型警報器や水につけて首に巻く冷却マフラーがあるが一日の作業には適していないものが多いようだ。今年の夏は梅雨明けが有るのか無いのか分からないまま時間が過ぎていく。10日の夜中に突然のメールが入り、群馬県の母方の実家を継いでいる従弟の急逝の知らせだ。私より一つ年上だけだ。聞くと6年前より肺がんの手術をして転移していたとのこと。昨日葬儀に行ってきたが身近な親戚の不幸は何とも言い難い心境だ。子供が4人いるがそれぞれが所帯を持っており少しは安心した。父親と母親の実家は群馬県富岡市にあり近くだったため小学校中学校の春夏冬休みは一人で高崎線に乗り上信電鉄でそれぞれの実家に休みの間行っていたので思い出が一杯あるが親戚が少なくなると田舎も遠い存在になる。残りの時間もカウントダウンできる年齢に近ずいてきた今日この頃、楽しく毎日を送りたいものだ。訃報といえば昨日も荒川区役所で長く企業診断をしていた方が亡くなった知らせが届いた。渋沢栄一翁の功績を称えて地元でチームアスカの立ち上げに尽力している途中の逝去だ。思い残すところが多い。共通していることは健康診断だけではなく人間ドックで詳細な体の状態を継続して診ることだと痛感している。まだまだ人生の先は長い、頑張ろう。

 

カテゴリー: 日記 | コメントする

会員増強

コロナ禍以前と比べて各種の団体の会員が減少している。原因はさまざまであるが入っていてもいなくても何も変わらないという事実がコロナ禍後に明らかになっただけだ。外郭団体に入るメリットデメリットを論ずると会合に出ている人はメリットを感じることが多い。ただ単にお付き合いで入会するとデメリットばかりだ。如何に会合に出て人脈を作るか或いは出来るかは本人の行動次第。宝くじも買わなければ当たらない、日めくりカレンダーも自分の手でめくらないと次の日が見えないのと同じだ。昨日は母校の東京電機大学経営同友会の総会と東京女子医大教授の特別講演会、その後の懇親会に参加。総会では会員増強のために帝国データバンクに全国の電大卒業生の中で社長となっている企業名を調査したところ1400社弱の数字、荒川区内では6社しかなかった。荒川区内の全企業者数は約5500社ある。とてつもなく少数派だ。区内に創業して30年以上になるが未だに卒業生と会っていないのが現状。古いデータではあるが週刊エコノミストの2015年度版は私学で創業社長率は日本一という記事が出ている。卒業生で社長なっている知名度の高い企業名はケーズデンキ、亀田製菓、トプコン、カシオ計算機、横河電機、マクニカなど上場企業も多い。企業ではないがトニー谷氏、小説家の新田次郎氏、元内閣総理大臣秘書官の飯島薫氏、マジッシャンの前田知洋氏、特撮監督の円谷英二氏など多彩な顔ぶれだ。現在の経営同友会の会員でもこの会社の技術があっての製品は数多くある。要するに世の中の裏方の基本的技術開発を行っている企業が圧倒的多い。建学の精神である「実学尊重」「技術は人なり」「学生主役」の理念のもと今後も大学に関わっていきたい。

カテゴリー: 日記 | コメントする

総会集中月

6月は各種団体の総会が目白押し、荒川税務署関連が2団体、警察署関連が4団体、消防署関連団体が2団体、その他東京商工会議所や加盟工業団体と大学関連がありさらに荒川区関連の評議委員会など含めると2週間程度を拘束される。昨日は自民党区議団との懇談会に出席し区内の建設業界の人手不足や入札関連手続き、納期などについて意見を述べた。しかし、これらの会合は重複しているメンバーは少ないので区内の経済状況等が手に取るようにわかるので重要な時間だと思っている。今日は母校である東京電機大学の経営同友会総会後、主催している講演会「高額で医療の質を高める先端治療創造研究」というテーマで東京女子医大先端生命医科学研究所の正宗教授による講演の準備もあり早めに北千住に向かう。大学院生はこの講演会を聴講すると単位が与えられるので学生の参加者も多い。経営同友会では事業推進委員長として11月に開催される旭祭出展の準備や各種交流会の企画などをメンバーと打ち合わせする。来週の19日から3日間、東京ビックサイトで開催される機械要素技術展の荒川区ブースに出展する。今回はスマホアプリによる緊急通話システムを出展する。まだ世の中にない仕組みなので評価が気になるところだ。最終日には荒川区議団も視察に来る予定。積極的にPRしていく。

 

 

カテゴリー: 日記 | コメントする

2024年問題

あらゆる業界で働き方改革という名の基に労働時間の規制がでている。労働規制イコール収入減になることは業界問わず従来からの常識。価格決定権は仕事の流れで上流が持っている。この価格は下からの積み上げではない。自社ブランドで利益確保を行い、その残りを下に流すということは昔から行われている。どの業界もピラミッド構造になっている。この流れを打破していくにはピラミッドの上部に向かうか、自社ブランドで競争力を持つ商品を創るかが大事。今週、東商本部で建設・不動産部会の本部・支部役員懇談会に出席する。本部役員はスーパーゼネコンの会長が出席する。この場で支部役員として現状抱える問題や課題を発表する。ここ数年の材料費の値上がりや、納期遅れによる現場職人の手数が想定の何倍かになっている。特に建設業においては施工前に契約が済んでおり、途中の値上げ交渉は困難だ。結局は工期短縮をするには労働者数を多く入れて工期内に終わらすことになる。最近ではアスベスト対策工事も含まれてきておりこの作業量は半端でない。冷静に考えると施主の建物に対して持ち主でない業者が対応を迫られている。こういった環境に対しても今までの施工体制にしわ寄せがきている。この辺の事情も話題として出す予定だ。社内体制も専門性が問われるがそれ以上に自分の仕事以外にも積極的に協力していく体制作りが必要。社員の一体感を作り各自が自覚を持たないと時間のアンバランスが生じてくる。一方は時間の余裕があり、他方は消化不良になってくる。これからの会社は個々の満足はもちろんのこと隙間のない働き方をどうしていくかが大事。労働力の確保のため通年を通して募集しているが全く応募が無い。同業他社も同様だ。汗を掻く仕事が評価されるような世界にならないと建設業の未来は無い。

 

カテゴリー: 日記 | コメントする

真価が問われる連休

2024年問題で揺れる建設業界、労働時間の短縮により工期延長や労働単価の上昇をどのように吸収していくかこれからの大きな課題。建設業界は言わずと知れたピラミッド構造。発注者に近いほど価格決定権を持つし労働環境も良い。しかしながら職人と言われている世界は日給月給での生活。いままで土曜日や祝祭日を働いて収入を得ていた職人さんはあっという間に大幅な減収となる。当社においても現実的に会社収入は日給月給だ。しかし、支払いは月給制。この仕組みを見て見ぬふりをする風潮が世間では多い。つまり現場が動いていないときは会社の収入は無いに等しい。この現場が無い時の時間をいかに有効に使うかが会社の発展につながる。周囲の会社でも現場が無いと会社に行ってもやることが無いので休むという悪循環が始まっている。これは指示待ちで仕事を長い間している悪習慣だ。業界の中で生き残っていくには稼働率を上げ、空いている時間は次の仕事に繋げるための知恵を絞る時間と考えてほしい。前期の平均有給休暇率は77%だ。この驚異的な数字は年間で約1か月分休んでいることと同じ。つまり収入は11か月で支払いは12か月分ということだ。こんなに恵まれた環境は他にはないと断言できる。これこそが真価を問われる時代、モーレツに働けとは言わないがせめて働く時間は世間に合わせないと戦えないし給与も上がらないことを理解しなければならない。人間は自分にとって都合の良いことは大声を出す、つまり忙しい時は不平不満を言い、こんなに働いているとPR。現場が無い時は何も文句は言わない。同じ稼働率で売り上げを達成するには施工ノウハウや部下の指導、チームワークが大事。もっと明るい会話のある会社風土作りが望まれる。云われて動く体制から云われる前に動く心を持たなければ成長は無い。

 

カテゴリー: 日記 | コメントする

他力本願と運

創業以来、新規事業や開発を行ってきた。自分の力だけでは何も動かないことは大前提であるが委ねる範囲や規模によっては主体性が取れないことも出てくる。特にネット関連のシステムの心臓部はブラックボックスが多く他力本願になってしまう例が多い。ソフト業界も建設業界と同様にピラミッド構造になっている。発注者から川下に行く流れの中で一部分の開発を担っている会社が数多くある。特に今問題になっているのは製品の値上げだ。ニュースでは何月から一斉に何千品目が上がるとか、原因は原材料不足とか業界とわず一律の理由が多い。常に思うことは特に大企業は自社製品についての価格決定権を持っていることだ。自社ブランドを持つということは価格決定権をもつことと等しい。協力会と言われる下請けは特殊な技術、ノウハウが無ければ従うしかないのが現状。当社においてもこの仕組みを打破するには卓越した施工力と安全体制の構築が欠かせない。この意識は事務所で会議をしていても良いアイデアは出てこないものだ。本来は現場終了後に反省点の有無や明日への改善点などのミーティングは必要不可欠となっているがこれは社員の意識の問題でもある。他の社員がやっているから自分は従っていればよいという考えでは進歩しない。この無意識の他力本願を変えていかないと将来は無い。そして良い方向へ舵を取るには運も必要だ。運とは自分は運が良いと思うこと。みな平等に運はある。思わばければだらだらと昨日の延長の人生で終わる。

カテゴリー: 日記 | コメントする

春の交通安全週間

13日(土)尾久警察署と尾久防犯協会で女優の村井美樹さんを1日警察署長としてお迎えした。都電車内でも乗車されたお年寄りにチラシを配るなど詐欺防止PR。その後、あらかわ遊園内にて特殊詐欺についてて講話。このイベントに参加するため会社から都電を渡り、遊園の近くに行くと異常なほどカメラを持った人々が荒川遊園の入り口で列をなしている。一日署長になる村井美樹さんはバスや、鉄道のテレビ番組に多数出演しており撮り鉄のファンが沢山来ていた。そして遊園から都電通りまでの商店街をパレードしている間、両脇の歩道からカメラのシャッター音がずっと鳴りやまない。パレードの先頭で横断幕を持って一緒に歩いたがこのファンの人たちの気迫は凄まじい限りだ。このパレードには母校である尾久西小学校の金管バンドも参加して大いに盛り上げた。久しぶりに明るい時間を過ごすことができた。この日の夕方から地元の割烹熱海にてお花見会。この桜は当時の警察署長が2000年記念植樹してから毎年のように行っている会。もう24年が経つ。4月も中旬に入り、地元の小中学校の入学式も一通り終わり、仕事モードに突入する。世の中は初任給の大幅アップや昇給のニュースで盛り上がっているが、一部の大企業の話題だ。中小零細企業においては売り上げの見通しも立たない中、裏付けのない昇給を政治家が主導している。価格決定権は下流に行くほど全くない。コロナ禍の影響が色濃く残る時代に生き残るにはさらなる情報発信が必要。情報発信とはまさに営業の第一歩、これは現場においては顧客との会話が始まりだ。社員は顧客との会話から施工のヒントや新たな仕事が生まれるので時間があればコミュニケーション力をつけていく努力が大事だ。

 

カテゴリー: 日記 | コメントする

日光山輪王寺強飯式

昨日、5年ぶりに行われた1250年以上続く、輪王寺強飯式に東京日光会として参列。頂戴人として荒川区在住の友人が参加しお供として30数人が朝7時過ぎから日暮里を出発。途中事故渋滞にはまり予定より少し遅れての到着。午前の一座は6名、大林組をはじめ輪王寺と大きな取引のある地元の企業の役員が殿として儀式に参加。強飯式が三仏殿で終わると外に出てがらまきという行事を行う。この柄巻きは受者が与えられた福を撒くという。見た目は節分の豆まきと同じ。管主との昼食が終わり、東京へと急ぐがまたしても東北道で事故渋滞に合う。上野精養軒にて直合も一時間遅れでスタート。和気あいあいな懇親会。仕事を離れての神事は心が癒される。山伏の一丸となった式の行動は素晴らしいの一言。会社にあってもチーム一丸というフレーズがあるが民間では難しい。会社のためという言葉は死語に等しい。仕事はいくらでもあるが自分の仕事中心に考え、現場が無ければ無いなりに時間を消費している。会社は営業第一だ。空いている時間があれば顧客回りが鉄則。毎回通っていると何回かに一回はちょうど良いところに来た。こんな仕事があるんだから出来る?という話が必ず出てくる。これが営業の本質。足を運ばずに仕事は来ない。今年度は営業第一、来る仕事を待つから攻めるという姿勢にしていく。給与は待っているだけでは降ってこない。攻めていく年にする。2024年問題の解決には効率化が第一の解決法となる。

 

カテゴリー: 日記 | コメントする

第77回卒業式

今朝の10時から母校の荒川区立第七中学校に来賓として参列。86名の卒業生が一人ひとり壇上に呼ばれ校長より卒業証書受け取る。思い出すと第20回の卒業生であった。57年前になる。当時は1クラス50名以上で5クラスあった。名前も顔も分からない位だ。卒業以来クラス会をやった記憶はない。小学校は地元の尾久西小学校であったがこれまた想い出は少ない。当時は皆、貧乏であり給食だけが楽しみであった。自分で云うのもおかしいが大人しい性格であった。中学時代は水泳部で荒川区3位の成績を残したが、たまたまその年の選手は不作でありタイムも平凡な数字でラッキーであった。卒業式典の終わりころに校歌合唱があり何十年ぶりか4番まで唄った。歌詞を見なくてもすらすらと唄えた自分に驚く。昨晩、ある祝賀会の記念講演で柔道家の野村忠宏さんの講演を聞く機会があった。オリンピック3連覇の話を中心に心が折れそうになった時の克服方法など話された。一本背負い投げで有名であるが連勝を重ねるごとに対戦相手は研究しており、決まらない時期もあったようだが技を増やすことにより相手が気を取られて背負い投げを気にするあまり他の技で勝ことが分かったとのこと。何事も研究と努力と気持ちの持ちようで偉業を達成した。事業の成功も絶対的な得意な領域を創るとともにライバル会社で出てきたときに太刀打ちできないような周辺の事業分野も作っておくべきだと感じた。

 

 

カテゴリー: 日記 | コメントする

事業再構築

年間を通して売り上げや稼働率の平準化は創業以来の課題である。これは当社だけではなくどの業界も共通だ。解決方法にひとつは多角化、例えば飲食であればおでん屋さんは夏になるとかき氷屋になったり飲食という枠の中で商品を変化させて年中商いをする。建設業はこのような取り扱いは難しい。ではどのように平準化していくかは事業の水平展開がある。これには社員の多能工化があるが会社の教育と本人のやる気が必要。創業時は電力関連の保守工事に始まり地域も千葉、東京、神奈川、埼玉、静岡と関東圏に範囲を広げてきた。そして職種も地中送電設備保守から装置の取り付け工事へと施工体制を変化させてきた。ターニングポイントは13年前の東日本大震災による原発事故。この時までは6万ボルト送電ケーブルの布設経験はまったく無く、いつかはケーブル工事に参入したいと夢に持っていた時期。それが緊急対応でそのような環境に飛び込んでいく協力業者は居ないに等しい。逆に頼まれれば何でもやるというスタンスをアピールしていた当社に指名が入る。当時はこの世の終わりに行く覚悟も必要と言われていた。社員の家族にも確認を取り、有志でチームを作り現場に乗り込み復旧工事の期待に応えた。この時に断った歴史ある協力業者は事後の仕事がなくなり数社が廃業した。やはり困ったときはお互い様だ。義理人情はどの時代も欠かすことは出来ない。以前にも書いたが、創業時に助けていただいたサラリーマン時代の仲間や取引先の恩は忘れない。自分が逆の立場になった時には可能な限り働く覚悟はある。昨年、送電ケーブル工事にはなくてはならないウインチ車を導入した。結果はすぐにも現れた。数年先の受注量も確保している。しかし、社員不足の関係で断らず得ない現場が発生しつつある。2024年問題より深刻だ。募集は通年で行っているが反応は無い。人材募集については永遠の課題となっている。

カテゴリー: 日記 | コメントする