他力本願と運

創業以来、新規事業や開発を行ってきた。自分の力だけでは何も動かないことは大前提であるが委ねる範囲や規模によっては主体性が取れないことも出てくる。特にネット関連のシステムの心臓部はブラックボックスが多く他力本願になってしまう例が多い。ソフト業界も建設業界と同様にピラミッド構造になっている。発注者から川下に行く流れの中で一部分の開発を担っている会社が数多くある。特に今問題になっているのは製品の値上げだ。ニュースでは何月から一斉に何千品目が上がるとか、原因は原材料不足とか業界とわず一律の理由が多い。常に思うことは特に大企業は自社製品についての価格決定権を持っていることだ。自社ブランドを持つということは価格決定権をもつことと等しい。協力会と言われる下請けは特殊な技術、ノウハウが無ければ従うしかないのが現状。当社においてもこの仕組みを打破するには卓越した施工力と安全体制の構築が欠かせない。この意識は事務所で会議をしていても良いアイデアは出てこないものだ。本来は現場終了後に反省点の有無や明日への改善点などのミーティングは必要不可欠となっているがこれは社員の意識の問題でもある。他の社員がやっているから自分は従っていればよいという考えでは進歩しない。この無意識の他力本願を変えていかないと将来は無い。そして良い方向へ舵を取るには運も必要だ。運とは自分は運が良いと思うこと。みな平等に運はある。思わばければだらだらと昨日の延長の人生で終わる。

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