選択と集中

創業以来、多角化を推し進めてきた。多角化といっても底辺に共通して流れていることはライフラインの安全安心事業だ。電力設備工事、ビル等の受変電設備工事、ネットミル事業、環境測定事業、ホームドア工事など人の安全に関わる事業の範囲となっている。この30年で行ってきたことの中で人的にも世の中が集約する環境になってきている。選択と集中とは特定の事業分野において経営資源を集中することにより経営効率化を図り、業績向上を目指す。企業の競争戦略上、得意とする事業分野を絞り込み経営資源を集中していく。目標は売上2割減になっても利益8割増を確保していくことだ。売り上げの増だけを目標にすることではなく競争力のあるそして安易に参入できない事業の見直しだ。それは創業時から展開している電力設備関連事業の掘り起こしと大型設備投資による他社の追随を許さない合理的で安全な特別高圧ケーブル布設事業に絞っていく。電力の自由化により電力会社、新電力会社も疲弊している。しかし、延々と築いてきた電力供給のネットワークだけはすぐには代替が困難だ。将来の電力ネットワークは蓄電設備の技術革新により地域別の発電になっていくであろうがそこに行くまでの数十年間はライフラインの要となっている。再生可能エネルギーも長所短所があり十分に現在の発電量を賄うことは不可能。これからは発電送電の一体化と需要家の個別発電化がキーワードになってくる。今後のケーブル工事の合理化のために来年にはIT化された特注ドラム車の導入を計画している。作業性安全性もおそらく国内では最高クラスになる。6万ボルト高圧ケーブル施工の集中化により、てっぺんを目指していく。

カテゴリー: 日記 パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です