100-1はゼロ

8月7日付けの読売新聞「日本の迎賓館」130年の教えという帝国ホテル定保英弥社長の記事。帝国ホテルが代々受け継ぐ言葉に「100引く1はゼロ」という言葉がある。ホテルの仕事はどこか一つの部門がご期待に沿えなければ、すべてが期待はずれ、ゼロになるという意味。この言葉はホテルという接客業だけではなくあらゆる業種にも当てはまる。会社は一つの船に乗って全員で手漕ぎ、進んでいくもの。一人でも手を抜けば方向は変わってしまう。また、事故にあえば転覆して全員犠牲になってしまうもの。サラリーマン時代、自分ひとりくらいサボっても影響はないと気楽にやっていたが今思うととんでもない社員だったかもしれない。今週末に夏季賞与、会社にとって賞与は業績給であり利益が出ていなければ当然支給など出来ない、一方社員は生活給と捉えている。このギャップは大きい。会社の収入は日給収入であり給与は月給である。当社は完全週休二日であり年間約120日は休みだ、その上に有給取得率は60%を超えている。最高40日の有給取得者は140日は休んでいる計算だ。月間稼働率は平均すると18日も無い。つまり給与は30日分を支払い、収入は18日で稼ぐというギャップがある。この現実はどこの経営者も同様に悩むところ、このギャップは賞与も同じだ。年間2か月の賞与を払うとすると12か月の利益プラス2か月で14か月の利益を12か月で上げなければならない。この解決は一人当たりの利益を上げなければ達成できない。国で進めている働き方改革はこのような指摘はまったく無い、労働者側からの視線だ。政治家も自分の汗で稼ぐという考えになってほしい。

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