訃報

11日㈫午前に亡き父の妹が昨日亡くなったとの連絡、かなり長い期間入院していた。お見舞いに行っても誰が来たか分からない状態であった。明日お通夜で土曜日に告別式。叔父さん叔母さんも数少なくなってきた。父の世代は戦後の日本を復興してきた。皆貧乏が当たり前で、今になって笑い話となる食べ物はバナナやイチゴだ。具合が悪い時や来客があった時などの特別な日にしか口にしたことは無かった。父は群馬県富岡市にある世界遺産「富岡製糸場」でサラリーマンをしていたが今でいう脱サラで東京に出てきた。その時に兄妹も一緒に東京へ連れてきたようだ。兄妹皆、自営業を始めて東京に居を構え子供、孫も育てた。自分も7人兄妹の五男で小学校の頃は6畳一間に兄妹4人位で寝ていた。当然、その部屋には家具や机もあったので使える広さはおそらく布団3枚も敷けば一杯だ。横一列に寝ることは難しく一枚の布団の上下、つまり足が付く川の字の格好で寝ていた。しかし、周りも似たような生活であったので貧乏という認識はなかった。今の子供は一人部屋で育っている。当たり前が変わっている時代。今回の訃報で昔の生活を思い出した。

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