コンサルの方程式

最近、ご縁のあるセミナーに連日参加した。外部講師は中小企業診断士や専門分野と云われているコンサルタント、大企業からの転出組。テキストの内容はほとんどが使いまわしの内容が多い、異なるのは講師の引き出しの数の違いや実際に足を運んで得た情報の言い伝えが分かり易いか否かである。それも成功者と言われている経営者から得た事柄が対象であり、ネットでも成功例は検索できる。ネットミルの事業の立ち上げの時にも有名なコンサルタントと契約した。市場調査に始まり販売方法や価格設定、顧客開拓など多岐にわたる内容であった。コンサルタント契約の選定基準は何かというと経営者としてのの経験があるか、社員を雇っていたかも重要な事項であった。得てして多いのが大企業で管理職を定年になりその企業ブランドを使い、テキストを上手く張り付けている資料を説明しているコンサルが多い。マンションや株などの売り込みに似ている。そんなに上手くいくのであれば自分で事業化すべきである。受講者は今の事業にプラスアルファしたい経営者やこれから創業したいと思っているチャレンジャー。セミナーで多いのは事業化するまで方程式を解くことであたかもその通りにやっていれば何となく成功するのではないかと勘違いしてしまう恐ろしさがある。相撲で云えば新しい土俵作りを教えているだけである。土俵作りのあと実際に取り組むお相撲さんや行司の育成だどは教えないし知らない。そしてその事業が失敗に終わった時に土俵を現状復帰する費用など考えも及ばない。つまり責任は負えない仕組みの中での仕事。皮肉になるがそれを知って受講するとその話の裏を返すとどうなるかなど考えるととても勉強になる。大事なことは経営者としてロマンを語れるか、語れるまでにはどうすべきかをレクチャーすべきだ。

 

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