令和7年夏季賞与

賞与については社員全員が集まることができる平日の夕方に決めている。よって支給日は毎年変わる。今はケーブル工事で神奈川へ出張のため帰社を待っての支給となった。毎年、支給日までの対前年比収入比較と今後の見通しなど話すが、今回は総務担当がプライバシーマークの更新作業に追われ当日に監査ということで資料が間に合わずに毎回言っている繰り返しの話をした。賞与支給日という事でお金にまつわる話をすることにした。先ずは給料はどこから来るか、現場の仕事の成果として発注主から入金があり経費、給与を払う、つまり現場が無ければ給与は無い。昇給の考え方は昨年の売り上げと今年の売り上げ予測から希望的観測の上、昇給額を決める。昨年と同じ仕事、売り上げの場合は昇給は不可である。歴史のある大企業は毎年なぜ昇給が出来るかというと定年退職者がいるからだ。この退職者の人件費は大きい、この支払い額を次の世代の人件費の昇給に使える。当社の場合、創業して33年であり中途入社してきた社員が一昨年一人定年退職したに過ぎないので効果はない。そして給与の日給月給の話をする。建設業界は下請けになればなるほど支払いは日給だ。働いた分だけの支払いなので経営者は一番楽な仕組みだ。働く側に立ってもキャッシュフローが目に見えて働けば働くほど手許金が増える。しかし、休みの多い月や体を壊して休むと途端に収入は著しく落ちる。当社は創業時から月給制を取り入れている。また、完全週休二日制で有給取得率も85%を超えている。こんな労働条件の建設業をやっている会社は周囲でも聞いたことがない。こういう条件を理解することが出来れば不平不満は錯覚だと経営者としては理解してほしいものだ。では給与を高くするにはどうすればよいか。一つは売り上げを大きく伸ばすこと。次に効率のよい仕事をすることに尽きる。サラリーマンを18年やってきた経験からわかることは不平不満をいっても周囲が気分を悪くするだけで何も解決しない。言われた仕事だけやっていても昇給昇格はしない。自分で勝手に仕事の範囲を決めてそれ以外はしない。他人がやりたくない仕事は避ける。会社のために働くという事は、自分のため、家族のためでもある。まだまだ成長は十分可能だ。気持ちを人のためと変えることが一番の幸せにつながる。

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