何年か前から会社全体の盆休みは取り止めた。大きな要因としてネットミルを始めとしたBtoCの分野への進出。創業から電力業界に携わり、お得意様の休みに合わせて全社一斉に夏休みを取っていた。9連休もしっかり取っている社員も多い。たまにはゆっくり家族サービスをしてもらいたい。一斉の休みをやめた理由は高齢者見守りという業界進出にある。見守りにあってはいつ何時異常情報が上がってくるか分からない。見逃しは絶対に許されない仕事。契約上、警備会社との連携も重要。開発したネットミルは国内初の仕組みでクラウドを使い、PHSで1分毎の電力量を計測して電気の使い方から生活リズムを解析し日常の電気の使い方がおかしいと判断するとメールで配信するという仕組み。当日の警備会社では電話回線を使い、人感センサーが働いていない時間を計測して通報する仕組みしか無かった。通信も時代と共に物凄いスピードで進化してあっという間にLTEの時代になった。ネットミルもLTEを導入しPHSではカバーできなかった国内エリアに対応できるシステムを構築した。いち早く市場に出して荒川区役所でも採用されて展示会にも積極的に出展。一定の評価を受けた。しかし、見守りという仕組みは駆け付けが必須の条件。この緊急出動体制を維持するには人件費という先行投資が避けて通れない。最近では中小警備会社の撤退や廃業が増加している。人を見るには、やはり人となる。AIがいくら優秀でも最終的な対応はマンパワーしか頼れない。毎年の事で有るが盆休みは創業以来取ったことはない。このブログもこの時期、世の中は休みが多いため電話は来ない。空いた時間にタイトルとは異なる内容となったが思いつくまま記してみた。