ターニングポイント

1992年4月に創業。それまで約18年間サラリーマンをしていた。元々大学卒業時には30歳になったら社長になるという幼い考えの元、何も考えずに会社選びをして入社、2回ほど転職をした。その間、変わったところでは市谷にあるCBSソニーのアシスタントディレクタのバイトも行った。本当の小間使いでスタジオの予約に始まり使いっぱなしの毎日。また、その部署は新人の売り出し企画をやっておりピンクレディや森田公一とトップギャランなど頻繁に事務所に出入りしていた記憶がある。その世界では自分は全く通用しないと肌で感じた。最初の面接で好きなミュージシャンはと聞かれビートルズと返答したところディレクターから即座にこの世界は無理だよと云われた。なるほど、ディレクター、プロデューサーは朝から会社には居ないで近所の喫茶店に入りびたりであるとか夕方出社するなど自由業そのもの、規則に縛られないことが新しい発掘の入り口であり既存のヒットした仕組みなど評価する人は全くいない世界。その異質な環境を垣間見たおかげで創業する時の常識的な事業計画など全く頭に無く、どうにかなるさ的な創業であったことを思い出す。これが最初のターニングポイント。次に電力関連の保守工事からスタートするのであるが初めて見る現場に世の中、こんなふうにして電気を送っているのかと今では考えられない位の浅い知識であった。それから10年くらいたったころ取引先の管理職であった大学の先輩から将来の電力事業について暗い話を聞き、真正面から受け止め多角化を模索始めた。最初に手を付けたことは官公庁の入札だ。これも安易に考えており入札の資格や手続きなど全く勉強もせずに参入した。これが第二のターニングポイントとなる。思い起こせば人生は何回かの分岐点がある。第三、第四・・・のターニングポイントは引き続き機会を創り今後、書き留めておこう。

 

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