平気でうそをつく人たち

創業して2年ほど経った3月13日に救急車で運ばれた。朝起きたら布団から起き上がれず背中、お腹とどこを触っても激痛。原因が分からず都立駒込病院で3週間ほど検査付けの毎日。そこで判明したことは胆石、盲腸、十二指腸、腹膜炎が同時に発症した。入院の前日まで48時間一睡もせずに現場で働いていた。その頃は社員数人で朝から晩まで休みなく現場作業であった。何しろ翌月の収入の確保しか頭になく無我夢中で何でも仕事はやった。手術は外科でへその上から17センチ切開して胆石、盲腸手術。終わるとすぐにリハビリで激痛の中、廊下を歩いた。その入院中に読んだ本の中に松下幸之助氏の経営書やタイトルの著者、精神科医のM・スコット・ペックの「平気でうそをつく人たち」だ。なぜこのような本を選んだかは不明であるが当時は精神的に病んでいたかもしれない。このペックが云う邪悪な人間の条件とは「耐えることを拒否する」「他人をスケープゴートにする」「自分だけの論理しか認めない」「自分の非を絶対に認めず自己正当化のために嘘をついて周囲を傷つける」という。昨年末より社員の自主退社があった。これらの社員も著書の言っている通りの人間であった。結果論となってしまうが元々そのような人間であったか嘘を見破れない経営者側の問題なのか分からないが平気で嘘をつく人たちも沢山いるという事だ。嘘をつく人間は一生心の記憶に残ると思うが嘘つかれる方はその場だけの怒りだ。報告・連絡・相談を基本としたコミュニケーションは改めて重要なことだと思う。

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会社の寿命

1992年4月創業、28年を経過した。会社の寿命30年説がある。国税庁の調査によると会社の生存率は5年で14.8%、10年で6.3%、20年で0.4%そして30年で0.021%とある。これが30年説の裏付けだ。10年、20年と何とか生き延びてきたが、ここへきて経営者としてのモチベーションが揺らいでいる。創業時から10年間程度は電力事業の保守を主体として行ってきた。単独事業であれば数名の社員で賄えるが震災事故の影響もあり、みるみる同業者は弱体化し廃業に追い込まれた。当時はお得意様の助言もあり今後は電力関連だけで維持することは困難との見通しだといわれた。そこで官公庁物件の電気空調工事の入札に参加し現在に至っている。これら入札案件も人の資質に左右され「仕事が属人化」してしまうという大きな問題がある。これらの二つの施工はそれぞれ波があり年間を通して安定した事業とは言いにくい。また、社員も現在の半分位で可能だ。ただ、給料や昇給など相手に委ねることになる。創業から今に至るまで問題があった社員は除くが誰もが給与所得は増加している。この給与の根源は売り上げだ。売り上げがなければ給料も上がらない。そこで売り上げ増加を目指し、多角化の安定化の一環として環境測定事業、ネットミル事業、ホームドア工事など行ってきた。会社は一つの事業だけで成長することは出来ないし全社員の給与も出ない。このことは当社だけでなく世間の会社はすべてそうだ。成長できなければ所得も上がらない。京セラ創業者である稲森和夫氏の言葉で管理者は「自分が担当する職務全体を達成することは自分ひとりではできない。自分の代わりになって職務を遂行できる人、つまり自分の分身を選んで、その人を職務別に配置できる人でなければならない」また、「長になる人は、部下から信頼される人でなければならない。部下を信頼に値するかどうかを確認する以前に、長である自分自身が部下の信頼に値するような人物かが問われる」という。自分への信頼があると自負してきたが間違っていたかも知れない。自分の実力以上に拡大してきたのか分からないが会社の寿命や生存率に歯向かい乗り越えるパワーがどこへ行ってしまったのか。

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テレワークと時差出勤

最近、働き方改革や新型コロナウイルスの流行により取り上げられている言葉にテレワークや時差出勤がある。古い言葉であるがホワイトカラーという襟付きの白いワイシャツで勤務するエリートをほのめかす人種がサラリーマンの目標であった時代もある。しかし、製造業、建設業の現場は当時と変わらず日給、時給により計算される世界。通信技術の進歩により在宅やモバイル、サテライトオフィスなど勤務場所を問わない仕事もあるがこれらの企業はマスコミでも取り上げられている大企業で管理部門などに限られる。さらには政治家の育児休暇取得の奨励などまったく現場を知らない人種が言っていること。これを真に受ける若者が出てくると日本の中小企業は成り立たなくなる。現場に行ってなんぼの世界や、一日に何個製造しなければならないという中小企業の実体を知らないわけがないと思うがマスコミを含め、まったく報道しない。愚痴ばかりになるが社員も忙しければ給料も上がると勘違いししている。忙しさは本人の時間の使い方、仕事の進め方、協力者を見つける努力をしないことに問題がある。自分のサラリーマン時代も含め経営者になった今も他人より能力が無いと実感しているから何倍も時間を掛ける。そしてどうしたら時間を短く処理し同時に何種類かの仕事が出来るようになるか常に考えている。人に追いつく、あるいは人よりも多く給料を貰うためには忙しいと思わないことが大事だ。不思議なもので忙しいという言葉を使うとは自分はやっているという錯覚を起こすだけ、自分を陥れる言葉と認識しよう。

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新型コロナウイルスの影響

先ほど、2月19日(水)開催予定の展示会「江戸TOKYO技とテクノの融合展2020」の展示会中止の連絡が主催者より電話とメールで来た。新型コロナウイルスの流行状況の推移を見た中での決断。一日だけの開催であるが1万人以上の来場者が見込まれ、有楽町駅前という会場のため電車での来場者が多数いるはずであり中止は賢明な判断だと思う。展示会出展の準備として既にヤマトのボックス便で展示品は集発送荷済みである。回収の日程や費用についてこれからの相談になると思う。来週は幕張メッセで機械要素展が開催される。この展示会は荒川区ブースに出展し新製品「ネットミル熱中症予防・ネッシー」の機器展示を予定しているが今日現在は開催予定とのことだがどうなるか分からない。マスコミはインフルエンザとの対比や死亡率など報道しているが、何より流通、製造、商品の遅れなどによる経済的な悪影響が心配される。不安を煽らないようにとの報道であるがその報道姿勢が不安を煽っているように見える。オリンピック開催も近く重要な判断を迫られると思う。時代は時間と距離という経済の根本となる指標が成り立たなくなっている今、安心安全の確保という課題解決は急務だ。

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スマートメータ対応ネットミル「HEMSコントローラ」

本日発売の「電設技術」日本電設工業協会発行2月号の特集「ワイヤレスシステム技術とその応用」にネットミルが掲載された。昨年に執筆依頼があり原稿提出に追われ指定のページ数にやや足らずに申し訳ない気持ちで一杯だ。記事を読んでみるとやはり最後のページに空欄があった。このような機会が今後出てきたらもっと資料を整えて万全で望みたい。今日の午後3時からムーブ町屋でお得意様の縁戚の方が出演する「かみしばいごやはおまつりさわぎ」今回の公演は世界の子供たちと一緒に作った紙芝居の鑑賞と邦楽囃子のコラボとのこと。16時半に終了予定。その後、小台にある割烹熱海で送別会に参加する。来週の水曜日は「電設技術」で紹介されたネットミルHEMSコントローラを出展する「江戸・TOKYO 技とテクノの融合展だ。一日だけの展示会であるが有楽町駅前という好立地の東京国際フォーラムのホール。出展場所も入り口のすぐそばだ。沢山の来場者に来てほしい。展示会出展の効果は徐々に表れるもの。これでもかというぐらい出展しているとネットミル目当てに来る来場者も多くなっている。もうすぐ爆発だ。

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東商荒川支部第151回役員会

本日12時よりホテルラングウッドにて役員会、評議委員会が開催される。2020年度の事業計画、予算の審議と各分科会の活動報告がある。荒川支部の役員の多くは荒川ロータリークラブのメンバーが多い。今日からロータリークラブの大会が沖縄であるため多くの役員が欠席となってしまった。自分も沖縄に申し込んでいたが仕事の都合でキャンセルしたため役員会に出席することになった。会議後、特別経済講演会「変なホテル」の立役者が語る、ロボット、AI、IoTがもたらす未来」という演題の講演会が始まる。実際にハウステンボスで運用している内容でマスコミでも多く取り上げられている。人手不足の中、ロボット化による省力化も今後は採用されるであろう。しかし、宣伝効果による集客を目指しているのか省力化の効果を期待しているのか見極めたいと思う。ロボット化による人手不足解消は建設業の大手は機械化の流れで進んでいるが下流に行くほど人手がいる。この人手は労務単価そのもの。労働力不足になれば単価が上がるし昔から3Kと呼ばれている職場だ。働き手が来ない。外国人労働者の導入という話もあるが電気関連工事は安全第一でありコミュニケーション不足が事故の元になる。新卒採用をを増やし、じっくりと長い目で育てる方法しかない。

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令和2年新年会

まだまだ続いている新年会、1月2月で重複している会を除いて28日間ある。昨日は荒川区工業団体連合会、今日はホテルラングウッドにて東京まち創り研究会主催の新春の集い、この会は何と600名を超える参加者がテーブル着席の宴会。ほとんど隙間なくテーブルが配置されていて歩き回ることもままならない。講演から18時から21時までの長丁場。明日は珍しく予定が無い。明後日は上野地区電力協会の研修見学会で横浜にある東京ストロベリーパークと東京湾アクアライン海ほたるの裏側、つまり一般客が入らない場所の視察をする。17時頃に上野に到着して次の新年会に向かう。土曜日は地元の宝蔵院初午。16時にお参りして祝宴はご本堂にて行う。菩提寺ではないが母の葬儀を行った場所でもあり顧問会計事務所の毎年のお誘いで参加している。初午はもうひとつ有り、2月19日に地元の割烹熱海に祀られている豊川稲荷東京別院の初午にも参拝する。これらの行事が過ぎると春を迎える感じ。お参り最終は二月の連休に奈良の総本山長谷寺に行く。ロータリークラブの仲間がこのお寺のナンバー2の寺務長。年内には東京の寺社に戻る予定とのことで長谷寺をお参りして京都で1泊し料亭で懇親会の予定。たまには息抜きも大事。

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歯科病院閉鎖

2月19日の週に以前治療した前歯の一部が取れてしまった。昨年の秋頃に長い間通院していた歯医者さんが突然に閉鎖、電話しても詳しく説明してくれない。やむを得ず知り合いのビルオーナーの建物に入居している歯医者に行ったがどうも合わない。というか真剣に診ている感じがしなかった。そこで住まいの近くにある病院へ通うことにした。型を取り、今週の木曜日に治療、歯の色に合わせるため保険は使えず自由診療の料金。ところが翌日の夕方飲み屋さんで椎茸焼きを食べたところコロッと取れてしまった。運の悪いことに前日には逆の奥歯の被せた歯が外れてしまった。右左の奥歯が使えなくなり食事は前歯中心の不自由な日になってしまった。今朝、電話して至急の復旧をお願いし先ずは一本治った。明日は一日しか持たなかった歯の再治療だ。どうも厄日が続く年だ。昨日まで東京ビックサイトで「電力・ガス新ビジネスEXPO2020」にネットミルHEMSコントローラを出展、かなりの評判を得た。また、開催者である神奈川工科大学の教授と知り合い意気投合、3月の後半に大学視察と懇親会を行うことになった。2月3日月曜日は尾久八幡神社にて節分祭に参詣する。16時に集合して本堂にてお祓いの後、豆まきをする。15時過ぎから境内に近所の子供たちが集まり始め、豆まきの時間は大変な騒ぎになる。昨年末から先月まで不幸な出来事の連続と対応で自分の仕事が出来なかった。自分にも沢山の福が来るように「福は内」と願う。

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おじさんバンド

昨日、北千住にあるライブハウス「Knock」を午後から貸し切り1バンド3ステージのライブを行った。ここ1年ほど練習に参加しておらず残念ながら受付とMCを担当。来場者は60名を超え盛況のうちに終了。打ち上げは北千住駅前にあるチェーン店の大型居酒屋。そこは小さな子ども連れでまるで保育園か幼稚園。身近で運動会やら泣き叫ぶ赤ちゃん等ここは何処?という感じ。今までの居酒屋は何処へ消えたのか。土曜日の特有な現象なのか分からないがオジサン達の居場所が無くなった。若者の居酒屋離れ、おじさんの居場所も無くなり、かつ赤ん坊から居酒屋で育つ子供たちは将来どうなってしまうのか、その前に母親たちは何も考えずに連れていくのか不思議でしょうがない。居酒屋、ファミレスの立ち位置も分からなくなってきた。明日からは新年会が引き続き毎日続く。翌日、少しアルコールが残るようになってきた。運動もまったくせずにゴルフもほとんどお断りしている。今年は運動を何かしないと体に悪いと思う毎日だ。思えば会社のすぐ近くに出来たフィットネスジムも1日しか行かないで退会した苦い経験もある。何か続く良いものはないか探そう。

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令和2年尾久消防団始式

1月19日(日)毎年恒例の始式に参加する。ムーブ町屋3階で午後2時から3時半まで開催。第1から第6分団まで団旗を前に整列し尾久の安全安心を誓う。普段の訓練の成果かまとまりも良く清々しく年初めの儀式として警察の武道始式のごとく気合が入る。昨年末から続いていた社内外のトラブルもやっと解決の道が出来てきた。一人の社員が無責任な行動により信用を無くすことの大きさを今更ながら感じている。信用を取り戻すことは容易ではない。時間と何倍かの努力、そして誠意が必要だ。個人と会社は別のように見えるがマイナスの時は一蓮托生となる。昨日、都立荒川工業高校からキャリア教育の一環として進路ダンスの講師を行ったお礼と生徒の感想文が送られてきた。話をしているときは眠そうな顔で聞いていたが感想文を読むとしっかりと感動したことを書いてある。教師以外からの話は新鮮に映るのであろう。次年度も計画しているので機会があれば高校生等に将来の夢が持てるような希望を持たせ豊かな生活が送れるように応援していきたい。

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