春の健康診断

今日で社員のほとんどが健康診断を受診した。毎年この時期に鶯谷にある健診センターで行う。最近の若手の社員はお酒を飲まなくても肝臓の数値が高かったりと毎年ある程度の異常が報告されている。当社の健康診断はバリウム検査も含めた多種の検査を行っておりかなり細かな数値がでるので余計な結果もある。自分はここ数年は日帰り人間ドックに切り替えている。朝7時過ぎに健診センターに入り一日がかりで受診。当日に結果が出るが年齢にふさわしい結果となっている。今年は月末に予約を入れている。今日は尾久警察署のご招待で警察犬の訓練風景を署内で視察、シェパード2歳とラブラドール4歳の訓練成果を目の前で見させてもらった。驚愕したのはラブラドールの薬物(麻薬・コカイン等6種類)を嗅ぎ分ける実演だ。伏せた花瓶5個の内、ひとつに入れたものを数秒で見つけて伏せをして知らせた。その実演の前に参加者に本物と同じ匂いを沁み込ませた布を全員が嗅いでみたがまったく分からなかった。警視庁管内に警察犬は40数頭がいるとのこと。地域の安全は毎日の訓練で養われている。会社の安全も社員の毎日の決められた手順作業の積み重ねで成り立っている。今年度も無事故無災害で臨みたい。

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令和3年度スタート

先週の2日(金)に期末打ち上げと決算賞与を支給。会議室にて令和二年度の総括を話した。課題は沢山あるが一番の問題は業種の収益構造にある。創業時は10年間は電力関連工事一本で事業を進めてきたが当時のお得意様のアドバイスにより電力業界の将来を見据え多角化に乗り出した。手っ取り早いのは東京都を始めとした官公庁の入札参加。しかし、当時は全く入札の仕組みから資格の何が必要か分からず経営審査事項を取ることさえ知らなかった。全くの暗闇の世界もあり今では考えられない談合一色であり新参者は隅っこで居るだけ。こんな不合理な世界があるのかと驚いた。これは自分がいる世界ではないと思い一切その手の会合はお断りした。入札資格は東京都、荒川区ともに電気工事はDランクから始まった。当時はA,Bランクでなければ話にならない位,差別と区別されていた。今でも覚えているが東京都の或る局の電気工事を200万位の落札価格で施工した。書類から打ち合わせまで聞くことがすべて初めての経験。相当な赤字だったと思う。それから闇雲に入札参加を行い、職種も管工事、通信工事、土木工事まで何でも入札出来る建設業を取得。現在は東京都、荒川区共に電気工事はAランクになった。これからは更に順位を上げるべく人材育成も含め取り組んでいく。

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専門高校と都内商工会議所役員企業による交流会

昨日、都立練馬工業高校にて都立工業高校の校長、副校長と東商の都内23支部の役員との交流会に出席した。東商各支部の高校生を対象にした連携イベントやインターンシップ、職場体験の紹介などの取り組み説明があり、各企業の新卒採用についての苦労や課題など話し合った。各社自己紹介の時に自分の経験としてこんな話をした。ひとつは高校の進路指導の先生は大手に学生を優先的に進めているのではないかという疑問。次に国や地方自治体は創業支援を積極的に制度として助成しているが創業後の人の採用については企業に任せて支援が無いという話をした。実際に新卒、中途採用は困難を極めている。ただし、新卒の応募は数名あるが面接で何か違うなと思う学生が多く、お断りしている。これらの共通の問題は親からの教育がなされていない。挨拶が出来ない、ちゃらんぽらんな態度、真剣さが無いなど一目で分かる。「社会人とは」「働くとは」等、先生を含めて基本をしっかり教育してもらいたい。今期も後3日しかないが前期に比べ多少、収支は改善できた。来期の構想はほぼ頭の中に描いている。後は具体的に水平展開を行い社員を引っ張っていく。

 

 

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令和2年の総括

令和2年度も残すところ2週間。コロナに始まりコロナで終わった一年間であった。幸いにもコロナの影響は業務に全く影響はない。ただ、コールセンター機能の担当者は在宅勤務にしたぐらいだ。昨年は電車通勤者の時差出勤やサーマルカメラの導入など世間並みに行った。しかし、コロナ禍は収まるどころか3次から4次に移行する勢い。ホテル、飲食などのサービス業は大打撃を受けた。会社近くの103年続いた割烹料理「熱海」さんも閉店となってしまった。ここはは地元の警察、消防、法人会、町会の新年会忘年会などに始まり店主主催のゴルフコンペ、花見、落語会、初午など季節ごとに催事を企画しており地元のコミュニケーションをとる大事な場所でもあった。100人を超え収容できる宴会場は近くでは日暮里にあるホテルラングウッドになってしまった。会社の事業構造も徐々に変化している。基幹の電力関連工事もケーブル工事を主体に移行中であり顧客先も増加している。また、施工場所も関東地域だけではなく関西、北海道など遠隔地にも広がりを見せている。今後は人材の育成と増員であるがこの時代の中、非常に困難な課題のひとつでもある。暫くは少数精鋭で乗り切る覚悟が必要だ。今月は2年ごとに開催される第5回荒川区新製品・新技術大賞に「テトレット」「ネッシー」のふたつの製品が入賞することが出来た。これで志幸技研、ネットミルの2社で4製品が入賞している。コーポレートイメージの向上に役に立っていると思う。すべての製品はYouTubeにアップしている。昨年まで4月に新入社員を迎えていたが今年は面接を数人行ったがすべて入社をお断りした。理由の一つは共通してコミュニケーション能力不足が見られたことだ。学校での教育をきちんとしてもらいたいと年々思う。人間が会社を創る。

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志幸技研YouTubeにアップ

先日、志幸技研の企業紹介とネットミルの製品紹介の2本をYouTubeにアップ。それぞれ4分前後である。Facebookにも投稿して知名度向上を図っている。会社見学の来訪者にも必ず、弊社のホームページを閲覧したかの有無を聞いているが中には正直に見ていませんという。既にここで面談失格である。営業や引き合いがあれば先ずはホームページ検索をして企業概要を把握することは常識。紙の媒体からネットに移行している時代に中小企業が発信できる機会を見つけ今後もブログ、ホームページ、Facebook、YouTubeを活用していく予定だ。今期も残るところ後2週間になってしまった。来月から売り上げ0からのスタートとなる。ネットミルに代表されるサブスクリプションの仕組みを広げて安定した企業基盤を創り上げたいと考えている。創業時の何でも挑戦の気概を忘れずに来期も安定と成長を目指していこう。

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誕生日

先月の25日に69才になった。40才で会社の創業、来年は古希と会社の寿命といわれている30周年を迎える年。サラリーマンを約18年勤めての起業は当時はベンチャーと云う言葉もなく、周囲には無謀と云われ続けた。まったくその通りで事業計画も無く営業ルートも無く資産といえるものは当然何もない。数百万円の退職金は2から3か月で無くなった。土日は宅配のアルバイトで凌ぐ日々の連続。得意先から頂いた仕事は見るものすべて初めてで作業車も無く身動きが取れない。今のようにインターネットで調べることも出来ないため知ったかぶりで見様見真似で仕事らしきものを続けた。受注した仕事の中で手書きの報告書があった。ここでCADを導入してどこの会社もやっていなかった図面化をして提出。これがひとつの技術評価になった。しかし、当時のパソコンはNECのPC98という世の中でパソコンというと最先端の製品、価格は60数万円、CADソフトは180万円くらいかかった。当然ながらCADなどやったことは無く、購入した商社からオペレータを派遣してもらい習得した。当時の投資金額は今なら十分の一の価格で何百倍かの性能がある。困れば何でもできるという経験が現在の自信のひとつになったと思う。働くとはどういうことかを考える。世の中すべての人間は一人では仕事が出来ない。相撲に例えると「土俵」が有っての相撲取り、「会社」が有っての社員だ。逆も可なり。そして何より自分から協力する姿勢が大事だ。ギブ&テイクはまさにこちらが先に与えるという事。先に欲しがってはならない。評価は周囲がするもので自分は頑張っているという独りよがりは通用しない。今月で令和二年度も終了。会社組織としての課題は沢山残っているが来年はチームワーク作りを第一に考えよう。

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余人をもって代えがたい

最近、オリンピック関連のニュースで会長人事にまつわる話題が多い。ある政治家が会長辞任にたいして反対の意見の中で「余人をもって代えがたい」という理由を述べていた。この論理で行くと本人が突然の事故等で不幸にも亡くなったらどうするか、副会長の役割は何、とか日常ではありうることを平気で擁護している場面があった。これは本人に対する「ヨイショ」以外になにが考えられるのであろう。自民党員になって30年以上になるがどこか方向が間違ってきている。今日も新聞で衆議院議員が高級ラウンジに先週行っていたことで離党するという。理由は贔屓にしているお店が潰れそうなので応援のためという中学生でも発しない理由だ。驕り、慣れ、常識の境、注意しない出来ない消極さなど組織の崩壊が見えている。このような社会に大事なことは本人が周りに言われる前に気が付くこと、そして決断すること以外に解決はない。お山の大将、裸の王様、井の中の蛙など昔から云われている。会社の創業者としてもこれらの問題の二の前にならぬように振り返りながら自分の発信する言葉の影響について慎重にならなければならない。会議は黙っていれば賛成と同じとよく言われる。後で後悔しないためにも言葉に注意していこう。

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会社見学

最近、会社の入社試験の申し込みの前に職場を見学したいという申し込みが増えてきた。会社の雰囲気をつかむためには必要な手段かも知れない。ただ、事前に日程を調整し待っていると突然のキャンセルもある。また、弊社のホームページも見ないで訪ねてくる。なんかがっかりだ。学校側で事前に会社訪問等の段取りや指導をしているかもと疑いたくもなる。就職については一般的に就社であり一生その場で働くものと思っていたが今は気楽に考えているようだ。この会社で何をやりたいかなどの考えはないようだ。テレワークに始まり会社に行くという行為について今後はなくなっていくかもしれない。組織とは、コミュニケーションとは、遅刻とか、残業とか他、会社の決まりは必要のないもに変わっていく。そんな中、ちょっと嬉しい出来事。荒川区にネットミルをサービス提供しているが国の機関が興味を持ったらしく全国的に案内したい旨の連絡があった。必要なデータは提供した。今後の広がりに期待したい。今日のお昼は近所の老舗料理屋さんの取材に声が掛かり、閉店についてコメントをした。明日の夜に放送されるとのこと。このコロナ禍において飲食を中心とするサービス産業の経営打撃は計り知れない。事業の多角化はどの業界でも必要なことだ。車の4輪の如くひとつパンクしても走れるような事業形態が必要だ。

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令和3年節分

2月2日の節分は124年ぶりとの事。豆まきは2月3日と生まれた時から刷り込まれていたので不思議な感じだ。例年、尾久八幡神社の境内から豆まきをしていたがこのコロナ禍で中止となった。昨年までは前日から準備。子供たちに喜んでもらうため日暮里の菓子問屋に足を運び大量に駄菓子を仕入れていた。風物詩がひとつ無くなるだけで下町特有の季節感が無くなる。緊急事態宣言も3月7日まで延長となった。幸いにも当社の事業でコロナ禍の影響を受けている事業は少ない。只、人手不足は相変わらずだ。通年で中途採用の募集は行っており今年3月卒業の学生も引き続き採用募集している。先月は1名の学生の会社訪問があり、今月もひとり見学に来る。事業の撤退や廃業、従業員の解雇などの情報は毎日のようにニュースになっているが労働者の流動はまったく始まっていない。サービス産業の経験者はやはりサービス関連企業に移るようだ。昨年の10月より会社を休んだ日は数日くらいだ。しかし、全く辛いとは思わないが体の方が参っている。特に腰痛はこの寒い時期に現場にいると立ち上がれなくなるくらい激痛が走る。そんな時に先日、テレビで中島みゆきの楽曲で「ファイト」という歌詞について放送されていた。何か感激し早速、CDを買った。音楽はその時代を映す鏡だとつくづく思った。人生下り坂ばかりではない、上り坂に向けてファイトだ。

 

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アンガーマネージメント

1970年代にアメリカで生まれたという「怒りを制御する」」ことを言う。先日テレビを見ていた時にアンガーマネージメント協会の存在を知った。アメリカではDVや軽犯罪者の矯正プログラムで考えられたようであるが現在はさまざまな企業研修で採用されている。アンガーマネージメントとは上手に怒りと付き合う心理トレーニング。アンガーマネージメントの効果として「仕事に集中できる時間が増える」「社員のやる気が高まり、人間関係がスムーズにいく職場を実現」することが可能になる。毎年、1月から3月にかけて超多忙になる時期。社員も口癖のように忙しいを連発するようになる。一方、社内の仕事の内容によってはルーティンで日々の作業が決まっており定時に終わる社員もいる。この状態は何処の会社でもある。しかし、忙しい社員は怒る、それを見て見ぬふりをすることが一番の問題。一声かけ、何か手伝いをしましょうか?とかお疲れ様ですの一言が大事である。これも周囲の怒りの制御のひとつでもある。そこで来期は社員にこのアンガーマネージメント研修を行うことにしている。怒りの先には不幸しかない。

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