変化と知恵

最近、世の中は働き方改革に始まり労働者側に立った制度改革や外国人労働者の雇用促進など激変している時代。事業承継を諦める経営者も多いと聞く。中小企業の生き残りについて常に考えている。生き残る条件として自分なりに考えていることが「自社ブランドを持つ」「市場を持つ」「価格決定権を持つ」「変化し続ける」の四つがある。中小企業にとって実現することはかなりの努力が必要である。特に建設業界にあっては川下に行くに従い価格決定権など及ばぬ話となっている。しかし、「この会社なら」ではの特徴ある技術、営業力、設備力、品質の高い施工力があると価格決定権は持てるのは事実。ただし、この実現は社員一人一人の意識改革が重要となる。今行っている仕事がベストであるという考え方ではクリア出来ない。重要なことは「変化し続ける」ということ。この変化を感じた時にどのような知恵を出すかが大事なこと。変化が起きた時は必ず批判なり文句が出るのが世の中。ではこの変化のタイミングで拒否するとどうなるかは過去のお付き合いのある破綻した会社を見れば一目瞭然だ。解決方法は当たり前のことであるが文句や批判を言う前に代替案が必要、その代替案は自分だけの利益追求では通用しないことだけは明らかだ。仕事はひとりでは出来ない。企業の崩壊は「企業の使命と社員の行動に一貫性が無くなった時」と言われている。常に前向きなコミュニケーションが必要だ。

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令和元年尾久予防三団体合同研修会

9月3日から6日まで東京ビックサイトにおいてギフトショーに新製品である「テトレット」を出展、想像通りにホテル関係者の引き合いが数多くあり今後の展開に希望が持てる出展であった。最終日は残念ながら以前より計画されていた尾久消防署の外郭団体の研修会に参加するため展示会は担当社員にお任せしたが最終日は相当な来場者があったとのこと。期待通りの成果であった。研修会は会長をしている災害予防協会の当番幹事のため二日間びっしりの研修で気を抜けない時間であった。初日は能美防災の研究所内にある能美テクノリウムメヌマで最新の防災設備の視察と実際にスプリンクラーや泡消火器の動作試験など初めて見る有意義な経験であった。宿泊は草津温泉「ホテル櫻井」翌日は世界遺産「富岡製紙場」を久しぶりに見学して帰京。会社に戻るとさすがに展示会、研修会と不在にしていたため書類の山、メールは24時間スマホに飛んでくるのですぐに対応処理出来るが郵送物は会社に来ての確認のため出社しないと何も出来ない。来年はオリパラのため外郭団体の行事も相当な調整が出てくるので予定が立たない年になる。

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足立支店お祓い

26日(月)10時30分より地元の尾久八幡神社の村瀬宮司をお迎えして足立支店開設前のお祓いを執り行った。祭壇を設け安全祈願のご祈祷、大榊を出席者全員で奉納。事務所、倉庫、駐車場にお清め酒、お米、清め塩を行い、新たな支店開業の第一歩としてスタート。足立支店は今後拡大していく6万ボルト高圧ケーブル敷設工事の要となる場所。本社から車で20分強となり現在車庫として借りている場所と比べると多少の時間を要するが将来を見据えた場合、賃貸駐車場の開発によりいづれは何処かに駐車スペースを確保しなければならない。荒川区内ではその時になっての手当では今のような条件での確保は不可能である。利用方法は電源車やユニック車を始めとする特殊車両置き場と共にケーブル材料保管庫となる。9月から支店として運用を始める。今までの恵まれた環境から車両の移動に時間が掛かるが知恵を絞り支店機能を充実していきたい。

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お墓参り

昨晩、盆休み中に出社していた社員とご苦労さん会を含め地元の鰻屋へ食事に行った。会話の中でお墓の話がでた、そういえば今がお盆期間中だ。吉川家のお墓は長男が引継ぎ他の兄弟は当然、自分で考えなければならないがまったく頭にない。死後に誰がお墓参りに来るかなど考えても意味がない。それよりも会社の方で頭が一杯だ。これから販売する商品や開発品の製品化などもあるが本業の電力工事の拡大に人材の育成も急を要する。幸いにも来年の新卒が二人、入社の希望を持っている。大事に育てて早く一人前になれるよう社員に教育をお願いしたい。また、足立支店も形になってきた。9月1日開業に向けて機材センターや別館の整理整頓が必要だ。この足立支店は、一年以上前から物件を探していた。これから電力工事を拡大するためにはある程度の車両置き場とケーブル保管場所が必須条件だ。本社から30分弱で土地が110坪ある。これから販売するテトレットの内製化も可能なスペースもある。これからお墓詣りに行って報告しよう。

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Tetolet/テトレット

9月3日(火)から6日(金)まで東京ビックサイト青海会場、西館、南館展示会場で開催される第88回東京インターナショナル「ギフトショー」にネットミル開発商品であるトイレアメニティグッズ「テトレット」を展示する。開発に至った経緯は、従来からホテル等でトイレレットペーパーの引き出しのところを三角折りにして清掃完了という意味で広く行われていた。しかし、最近では利用者が勝手に気遣い、トイレ後にその手で折るという行為も多く、次の利用者は不潔感もあり触らずに折ったところ長めに切り取り流している。まったく無駄な習慣になっている。そこで非接触で、当初目的である清掃後を表示する方法を検討した結果、トイレット紙専用の付箋紙を付けたらどうかという発想で水に溶ける用紙から始まり環境に良い印刷方法、糊や突起物を仕組むなど種々の試作を行い完成した。特許1件、商標登録3件を特許庁に申請済みだ。ネットミルは安全安心をテーマに「お元気安心システム」の事業運営を行っている。さらにこれらのテーマに沿った開発商品であるテトレットを全国のホテルに売り込んでいく予定。パンフレットの作製、展示物の手配など行っている。こんな簡単なものというご意見はあったが今まで誰も実用化していない、もちろん特許、商標登録もすべて事前調査済みである。ギフトショーの評価に期待したい。

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暑気払い

先週の金曜日、日暮里ホテルラングウッド14階で恒例の暑気払い。その前にコミュニティセンターで17時30分より夏季賞与。本来の賞与とは会社が利益を上げている時に利益配分するものであるが現在はどの会社でも生活給の一部として慣例となってしまっている。例えば夏と冬に賞与を1か月分出すとなると12か月で14か月分の収入が必要だ。先にも書いたが付加価値の高い仕事の受注が必要となってくる。やはり大手は一人当たりの売り上げがものすごく高いので当たり前のように数か月分の賞与がある。早く追いつき追い越せるように頑張ろう。付加価値の高い商品として最近、特許1件と商標登録3件を特許庁に申請した。商品名は「テトレット・Tetolet」これはトイレットパーパーに利用するもので全国の高級ホテルをターゲットにして売り込む予定。9月3日から4日間、東京ビックサイトで開催される「ギフトショー」に出展して試供品を配り反響を見る。この商品は消耗品であり受注生産のためリスクは少ない。営業方法については中小機構の販路開拓支援をお願いする予定。賞与式でも社員に話したが「変化しないと」生き残れない時代だ。この変化をキーワードに会社のレベルアップを図っていく。

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夏休み2019

先週の1日(木)、2日(金)と二日間、蓼科の保養所に行ってきた。標高1500mに立地するのでとても快適。先月に社員と駐車場の拡張工事も行ってきたのでさらに保養所らしくなってきた。自然の中で鹿とも対面、久しぶりにリラックスした。来週の13日から社員は夏休みを取る。火曜日から金曜日まで有給を取得すると何と9連休になる。5月も9連休であった。働き方改革の波は大企業、中小企業問わず公平だ。しかし、本ブログでも何回も悲鳴を上げているが会社の収入は日給であり支出は月給前払い、つまり現場に出ないと収入はゼロとなるが支出は一定。一人当たりの売り上げを上げていかないと会社の存続は見込めない。当社のような業態は全員野球で行動しないと駄目。大事なことは現場が無い時にどのように仕事をするか、社内に居ては一円も稼いでいない。以前から社員にはこのような時は得意先に顔を出すことで次の仕事に繋がる、現場に行くことと同様に訪問するように言っているが誰も行っていない。「待ち」の仕事から脱却しないと競争に負けてしまうことは誰よりも分かっている。歯がゆい時間が過ぎていく。基幹の仕事は大事、しかし労働集約事業は社員のやる気に係っている。モチベーションの問題と片づけることは簡単だが給与の源泉はお客さんからの収入。しっかり前向きに皆で考えよう。

 

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付加価値仕事

働き方改革の流れの中で何しろ休みが多い。つまり会社としての稼働率が落ち込んでいる。五月連休も9日間、来月の夏休みも13日から16日まで有給休暇を取得すると何と9連休になる。建設業にあっては現場に行ってなんぼの商売だ。稼働率が落ちるという事は会社の収入が落ちること。しかし、当社は建設業の中にあっても月給制で有給休暇取得率は60%以上という例を見ない数字だ。。つまり売り上げに関係なく支出は一定で経営者にとっては最大の課題。解決方法は何があるか、これはひとりひとりの付加価値を付けていくしかない。従来の一日当たりの売り上げを2倍にしていかないと早々、会社は維持できなくなる。駄目になる会社の例でよく言われていることは「茹でカエル、水からお湯になるまで気がつかない」つまり危機感を持たないで現状に甘んじていると知らぬ間に茹で上がり死んでしまう事。私だけが危機感を持っている現状をどのように伝え次のステップに行くか大きな試練だ。恐竜は何故絶滅したか、たくさんの説があるがもっとも納得できることは変化に対応できなかったという説。今、会社を取り巻く環境は大きく変化している。一刻も早くこの変化に全員で対応していきたい。

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足立支店開設

本日9時より金融機関にて売買契約を終了。足立区一ツ家に110坪の土地と倉庫を購入した。つくばEX線六町駅から徒歩9分、本社から車で20分強で着く距離。今日から電気関連の工事を始める。連休明けから事務所棟の建築工事も始める。現在、本社、別館、機材センター(コミュニティセンター)にある工具、備品、材料等すべて足立支店に移動し、さらに本社前にある鉄骨倉庫を解体して駐車場を拡張する。足立支店開設は今後、力を入れていく高圧ケーブル引き入れ体制の第一弾となる。先週から来年4月採用の新卒学生の募集で工業高校、商業高校の進路指導室へあいさつ回りを行った。どこの高校も卒業生の10倍以上の企業が採用したい旨訪問している。学生にとっては引く手あまたの状態だ。益々人手不足は過酷になりこの状態が続くと建設業を始めとした労働集約産業の未来は無い。いかに少ない人数で成果を上げていくか、また、機械化をもっと進めていかなければならない。今後の事業の拡大も人手に頼らない製品作りも必要だ。今日、荒川区の知財の補助金の確定もあり特許庁へ申請する。すでに商標登録は自社で行った。この商品は世界が相手となる。販売戦略を専門家に相談して行く予定。9月にはこの新商品で展示会に出展し第六の事業の柱に育てていきたい。

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日商知的財産専門委員会・東商知的財産戦略委員会合同会議

本日14時より東商本部5階会議室にて合同委員会に出席。第一部は「知的財産推進委員会2019」の説明を内閣府知的財産戦略委員会事務局長ほか3名による講演と意見交換会。第二部は「製造業者のノウハウ・知的財産権を対象とした優越的地位の濫用行為等に関する実態調査」の説明を公正取引委員会より2名の講演と意見交換。出席者は50名弱でほとんどが大企業の知財関連部署の専門家が多い。しかし、グローバルな会社であるため国内では大企業であっても世界的には中小企業であると言っている。まさに世界を相手にしていると井の中の蛙にはならないようだ。知的財産は大企業から中小零細まで対等であるが発注力により妥協してしまうこともある。そのためには圧倒的な特許等の権利に守られた技術が必要。現在、2件の特許申請、商標登録の準備中で遅くとも来週には出願していく。出願後は試作と営業体制をつくり第六の柱として事業拡大を行う。本会議の前に荒川法人会の会計監査で法人会事務所に立ち寄り月次決算の確認を行った。この監査が終了すると昼食は恒例の出前のうな重、地元の「うなぎあら川」から取り寄せる。この日の夕方からその「あら川」で法人会西尾久支部の正副支部長会議に出席、懇親会はまたうな重だ。一日2回同じお店のうな重を食べた。暫くはうなぎは要らない。

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