猛暑と台風と夏休み

地球温暖化が叫ばれて久しいが何という暑さ。台風も九州地方へ直撃、大変な被害になっている。来週には関東にも影響が出る台風も接近している。社員はこの何か月か青森や茨城へ再生可能エネルギーのケーブル工事で長期出張中で家族にも多大な迷惑をかけている。東北とは言え相当の暑さだ。本当に頑張っている。感謝でいっぱいだ。明日、出張から戻り、各自夏休みとなる。折角の休みだが天気が怪しいがゆっくり休んで貰いたい。数年前から会社の盆休は止めて各自の都合で休むようにした。盆休はニュースでも分かるようにどこでも渋滞、海や山もとても混んでおり値段も相当に上がっているようだ。働き方改革という言葉があるが休み方改革の必要性も十分に検討する必要がある。周囲の友人達も遠出に行こうなどいう者はいない。大学の同級生も50年以上、毎年数回の飲み会と旅行に行っていたがコロナ禍もあり機会がなくなっている。こんな時だからこそコミュニケーションが必要だ。会社の会議室も雰囲気を変えて、ちょっとの間でも社員同士が飲める空間を創った。必要性は使わないと感じないものだ。仕事以外でも5分でもよいから馬鹿話ができる空間になるよう利用を即していきたい。創業して分かったことは何しろ人脈だ。どんな関係でもよい、業界が異なっても其の繋がりを追っていくと膨大な人脈になる。何度となくその人脈に助けられている。家族はもちろん一番大事であるが時間軸を見ると会社で過ごし他人と話す時間は圧倒的に多いもんだ。仕事の付き合いも自分の肥やしになっている。人付き合いとひとりの時間には微妙なバランスがある。社交にかまければ辛い事実から逃げ出すことも可能だが、逆にひとりで過ごす時間が長すぎると引きこもりになる。しかし、これからは求められることは何かというと「自分からの発信」が必要。その発信内容は人を幸せにするための前向きな言葉が必要。いつか自分にその幸せは戻ってくる。

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我慢すること

今年の4月、工業高校新卒の新入社員二人を迎えた。5月病というか5月末に1名が退社。理由は仕事が辛いという。研修を一通り終わらせて、さあこれから現場に出て勉強して貰おうと思っていた矢先の出来事。仕事が辛いというが全く仕事はしていない。辞める理由をもっと考えてほしいものだ。こういう場合に周囲に相談したかというと親にも相談したという。なぜ親は簡単に承諾してしまうのかわからない。あと3年我慢しろとか言わないのか?不思議だ。昨日の件は退職理由は会社の雰囲気だという。社員同士が会社の不平不満、愚痴を言っている。これが聞こえてきてこんなに愚痴だらけの会社にいることは自分自身許せないという。確かに私自身もサラリーマン生活を18年経験がある。若いうちは社内では不平不満など言う暇はないが帰りに赤ちょうちんで仲間と上司の悪口や会社の方針がおかしいなど鬱憤を晴らしていた時期もあった。しかし、不平不満愚痴を言っても何も解決しない。逆に言霊という言葉があるが不平不満等の声を発すると本当にそのマイナスの方向へ行ってしまうことが多い。自分自身もサラリーマン時代に上司に言われていたことは給料はどこから貰っているか、先ずはお客さんから貰う売り上げからの分配がひとつ。その売り上げは無いものからお客を満足させるための製品や高い施工品質により成り立つ。仕事を取ってくる営業力が大事。そして給料の制度として日給制と月給制の違いなど管理職として当たり前すぎる教育を受けてきた。協力会社の下請けさんは最終的には日給制だ。仕事がない時や、体を壊せば収入ゼロ。サラリーマンは会社の業績にかかわらず毎月決まった時期に銀行に振り込まれる。この安心感を毎月継続していくことが経営者の大事な仕事。誰でもある不平不満愚痴は自分の心にとどめ、その無駄なエネルギーを課題として捉えてどうしたら不平不満をなくす会社にしていくかが考え提案することが大事。自分の給料を上げるには最低会社の売り上げを伸ばすことが条件となる。ただ一生懸命頑張っているから給料上げろという話は世間では通用しない。外部の講演でもよく発信しているが働く場は「サラリーマン」「職人」「経営者」の中からの選択だ。不平不満を言いながら一生終わる人生はツマラナイ。ご縁があっての24時間365日、楽しく生きましょう。

 

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油断大敵

七月は社員のほとんどが再生可能エネルギーのケーブル工事で青森ほかに出張、社内はガランとしている。そんなわけで36度から37度の外気温の中、現場から現場を駆けずり回り真っ黒になって帰社する毎日。当然、マスクなどの着用は頭になく動いていた。すると咳が出始めてきた。これは熱中症かなと思いつつも薬局で抗原検査キットを購入し土曜日と火曜日に2回検査を行ったところ陰性だった。これで不安払しょくと思い明日は何をしようとか考えていると高熱、掛かりつけの病院でPCR検査を受ける。翌日は見事に要請の連絡を受けた。新型コロナ発生以降、周囲がコロナ感染する中、綱渡り状態で感染を逃れてきたが自分は絶対にかからないという暗示が見事に敗れた。自宅待機中も電話、メールが数えきれないほど届く。魔の悪いことに私が感染源となり社員にも迷惑をかけている。やはり、体調が悪い時にはウイルス抗体も弱くなるのは当たり前、健康が何よりだ。昨日より仕事復帰している。新型コロナも5類に分類されてインフルエンザと同様の処置となった。隠れコロナ感染者は数多くいると思うが症状も人により様々だ。当たり前のように手洗いマスク着用は基本の基本、一瞬の気のゆるみは思いがけない代償となる。

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きたシティ

板橋区・北区・荒川区の城北地域のものづくり企業、挑む20社が7月8月第201号に掲載された。表紙は荒川区西川区長、北区やまだ区長、板橋区は坂本区長の挨拶が載っている。前号に引き続き志幸技研とネットミルも会社概要の広告を出している。発行部数は19万部といわれているのでそれなりの広告効果は見込める。広報は繰り返しが大事だ。ネットミルはコロナ禍以前は全国の展示会に年間、数回出展していた。毎年来場者は同じ人が来る場合も多いので製品の理解も深まる。何といっても中小零細企業は広報予算なんてものの発想が乏しい。これはものづくりであれば発注者が固定されており今更、社名の知名度を上げる必要性が無い。ネットミルは自社ブランドで開発から販売まで一貫して作ってきた唯一の製品。こんな無謀な挑戦は普通はできないと確信している。ではなぜ挑んだか。今なら時代の先読みとか偉そうに語れるが当時思っていたことはメーカーになること、自社ブランドを持つことが夢のひとつ。その夢を実行しただけである。今考えると無謀そのものであるが結果は荒川区の高齢者の見守りで採用、そして関西電力とも業務提携するなど思った以上の成果が得られている。経営者にとっての無謀さは結果として進むか後戻りするかは紙一重の懸け。運を天に任せるという投げやりかと思う言葉もあるがこれは勝負と言い換えれば納得がいく。仕事とはエスカレータの下りレーンを逆に上に向かって歩いていくことだ。歩みを止めればそのまま下に行く。常に前に歩いていることが大事、倒れれば後ろにいる人も将棋倒しになる。一人だけの人生ではない。

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大型免許

本年度から業務の幅を集中化、創業以来から電力設備保守工事から6万ボルト高圧ケーブル敷設へと拡大するとともに、官公庁の電気・空調工事など施工部門の充実を図ってきた。独居高齢者の見守りシステムも電力中央研究所と技術提携によりネットミルブランドとして確立、荒川区役所の高齢者福祉サービスとして標準採用されている。さらにその高齢者対策の一環として感震ブレーカやオレオレ詐欺対策用の自動通話録音機の設置配布も数千件の実績がある。また、街頭防犯カメラの設置工事や保守点検も荒川区以外からも受注増加している。しかし、限られた人材の中での多角化はサービスの低下にもつながる。会社創業以来の社是として安全安心創造企業を掲げている。特にライフラインの要である特別高圧ケーブル敷設については装置産業でもあり社員にも高い技術力が要求されている中、特注のケーブルウインチ車の製作中であり対向するホーリングマシン間にリアルタイムで情報の確認や画像伝送ができる5Gを採用する。業界でも最先端の技術であると確信している。ここ数年、再生可能エネルギーとして太陽光、風力発電のケーブル工事が増加しているが自前のケーブルウインチ車の導入により安全と確実でスピード間のある施工が可能になる。車両も大型化しており社員の持つ中型免許では対応できない現場が来年度より始まる。外注化という考えもあるがフレキシブルな点を考えると自前での免許取得を考えざる得ない。今年と来年で二人くらいの大型免許の取得を会社として実行していく。合宿制度を利用すると約10日間で最短取れそうだ。人材とは読んで字のごとく人と材料だ。ともに投資しないと育たない。

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第28回機械要素技術展

毎回出展している機械要素技術展荒川区ブースの展示会が昨日終了した。今回の出展は新製品であるネットミル「Air Mil Key」会議室鍵管理システムに特化した製品。会議室などの鍵管理は相変わらず帳簿に記入して鍵の貸し出しを行っている会社が多い。鍵は紛失するとドアシリンダーの交換やマスターキーの紛失の場合はすべての対象ドアの交換が必要になってくる。紛失以上にセキュリティ上問題なことは鍵の複製だ。これは事件になるほど大変な問題を引き起こす。そして何より鍵の返却はマンツーマンで行わなければならない。時間の拘束や人材確保に悩まされる。これらの問題を解決したのが今回出展した製品。スマートロックはネット検索すれば山ほど出てくるがネットミルはこのスマートロックをネットワーク化してNFCタグ、スイカ、パスモ、スマホ、パソコン、社員証などと連携して使用できる。商標登録も済み、現在特許申請中。7月からは実証試験の打ち合わせに入り、広く普及を目指していく予定。今回の展示会で気が付いたことは中国企業と台湾企業の出展が驚くほど数多く出ていた。出展製品をみると日本企業製と見た目は変わらない。最新の工作機の導入と日本の技術者を取り込み、高い技術力とコスト面でも優位に立っているようだ。日本のものづくりの精密さを売りにしてきたが既に過去のものと捉え国内での内製化に力を注ぐべきと思う。最近、マイナンバーカードの不具合が多く発生しているがこれはITゼネコンと言われている弊害だ。元請けは仕様書、見積もり、工程管理など行い、実際は下請け孫請けが作業をする。特にソフト業界でプログラムを書けない人は問題が発生したときに現場で解決することは不可能だ。これは発注者責任でもある。名のある会社に発注すれば安心という発想から変えないと日本は世界から取り残される。

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ホウレンソウ

入社の面接、毎朝の朝礼時に事あるごとに「報告・連絡・相談」の重要さを話している。こんなことを30年以上続けている。正確に言うとサラリーマン時代の管理職の時から数えると40年も言い続けているが言う方は覚えているが云われる方はどうなのか?この2週間で2回も客先に呼ばれて謝罪に行った。先方に伺って初めて聞く話ばかりだ。社内で毎日会っているのに全く報告が無い。社長と来いという話で嬉しい事は経験上ないことは分かっている。行ってみて分かることは未然に解決できた案件ばかりだ、あたかも社長の指導が悪いという言い回しにうんざりするがこれもお客の言う通りで聞いていないよという理由は通用しない。ではどうするか。任せることで成長すると固く信じているが時代が変わったか、生き方が変わったか、仕事をするという考え方が変わったか分からない。何しろ今までの経験値ではこれらの変化はキャッチできない。大事なことはお客さんが自分の給与を決めることだ。良く言う顧客満足度の裏返しが給与なのだ。人材教育をしていけば年齢と共に成長し自分の部下も成長、それが会社の発展となる。こんなサイクルは過去のものに成りつつある。山本五十六の名言で「やって見せ、言って聞かせて、させてみせ、誉めてやらねば人は動かじ」これは指導者から見た言葉と考える。もし部下が「見ざる聞かざる言わざる」を本来の悪しきことを遠ざけるという意義から最近は自己保身のために見て見ぬふりをする場合にも使われているようだ。何のために自分はこの世にいるか真剣に考えてしまう出来事が多い。世のため他人のためを思う心を持ち穏やかに過ごそう。

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僅かのご縁

今年の4月1日付けで入社した新入社員二人の内、1名が昨日付けで退社した。理由は個人情報もあるので詳しくは書けないが朝8時半に出社のため7時過ぎには家をでる。帰りは定時である5時半には会社を出ると6時半過ぎに家に着く毎日であった。当然残業などありないがそれでも自分の時間が無く辛いという。これが退職の一番の理由。だが、定時出社定時退社で自分の時間が無いというのは日本のどこの会社に勤めても同じ条件になるので今後どの会社に行っても勤めることは出来ないよと説明したのだが・・・。兎に角、今の環境から逃れたい一心だ。そして自分が何をしたいのか将来がわからないという。それは皆同じで何が出来ると云われても入社して間もないころは何も出来ないことは当たり前だ。だから我慢して出来るようにするのが仕事であり、実績を積むことにより自分の生き方が分かる。それには時間が必要なのだ。新しい社員には外部研修やパソコンを始めとした事務用品、作業服、安全対策用品などすべて新調している。当然、毎日現場に行かせるが見学に等しい時間。1円も収入にはなっていない。すべて将来を見越したマイナス投資だ。一番に気になったことは家族が退職することに対して反対や我慢しろとか云わないことだ。自分で考えたのだから良いというらしい。身内の無責任さに腹が立つ。継続とは力なり、この言葉が死語にならないように気分を変えて出直しだ。そんなことは当たり前という言葉も通用しない時代になった。

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病院通い

5月4日、駒込病院から退院し10日より職場復帰そして、復帰の当日夜には消防署関連団体の総会と懇親会に出席、16日と18日にはRC関連の懇親会に参加し19日は地元の官公庁の幹部との懇親会。どうやら疲れが出てきて喉の痛みが続いていた。あまりにも症状が続くので耳鼻咽喉科へ行き、喉の消毒と薬を飲み始めたら快方に向かっている。今月は後5回ほど懇親会が予定されている。術後は足の筋肉の衰えがあり、歩くと筋肉痛になる。やはり外科手術は体への負担が大きいようだ。入院中はやることが無いので教育について考えてみた。教育費を払っている時代は「教わる」逆にお金を貰う立場は「教える」そして次の段階は「教える」から「任せる」に進む。では任せたら次は何をやるか?それは、事業や分野を変えて同じ繰り返しをすることでさらに成長サイクルが始まる。創業から31年目に入り、分野も広げてきたが任せるということが人材育成の基本と改めて思う。今月末は地元の母校である尾久西小学校100周年記念運動会と6月初めに荒川第七中学校の運動会の招待状が届いている、気分転換に数十年前を思い起こし行ってみようと思っている。

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ゴールデンウイーク

5月3日からゴールデンウイーク後半というテレビのニュース。新幹線、高速道路などの交通機関の渋滞や混雑状況は見事に外れている。長引く新型コロナの外出規制で過去の結果から導く予想は成り立たなくなっている。過去の結果の集積から答えを出す「Chat GPT」の話題も多くテレビに流れている。メリット・デメリットの解説も納得感があるが昔のホワイトカラーと呼ばれる人たちに普及していくと差別化をどのようにしていくか、また同じような質問と回答が皆同様に出てくると判断は困難を極める。特に政治の世界など質問と回答は作成時に推測できてしまう。クリエイティブな世界でも真贋は分からなない。労働の世界ではどうなるか。募集、採用面接、質問、回答などはオンラインで可能だ。以前、コロナ禍においてハローワークからの依頼でオンライン面接を行った経験があるが技術的な問題もあるが相手の顔などアップすることなど出来ないため表情が読めない。採用試験に臨むほうはあらかじめ質疑を学習しており無難な回答をする。結果、不安だけが残り採用を見送った。まさにこの逆がChat GPTに通ずると思う。一方だけが事前に知識を蓄積しておりもう一方は答えに頼るというハンデ戦がある。やはり労働集約産業においてはフェイスツーフェイスが原則。頭で理解しても体は動かない。この頭と体が同時に動くことが出来るようになることが一人前だ。教えることはすぐには出来ないが教えてもらうことは直ぐにできる。出来るようになっら教える立場になる。この循環が成長の礎になる。

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