マスク行列

最近、マスクが街に溢れてきている。値崩れも起こしている。昨日、所用で伊豆急下田に出張に行ったところ駅の売店で売っていた。国産品で一枚税込みで六十数円程度であった。2か月前に会社で手配した約5000枚もいくらか安く仕入れて社員全員に配布している。最近のネットでは相当に安くなっているようだがこんな時期に一儲けしようとしている人種がいると思うと悲しい。夏を超えて秋ごろには第二次の感染が広がるという予測も出ている。消毒液やマスクの在庫は会社として必需品の品物になるであろう。先般までトイレットペーパーに始まる紙製品の品薄が続いていたが今はどのお店に行ってもある。食料品ではバナナが品薄というがこれはフィリピンなどの生産地でロックダウンが行われた影響といわれている。このように原因が分かっている場合は落ち着いた消費行動が出来るが「品薄になりそう」という情報を得ると不安感から買占めに走る人も多い、スーパーの棚を見て少ないと分かると一層拍車がかかるようだ。情報の真贋を見極められるような報道方法がマスコミにより求められる。あらゆる産業が時間と共に疲弊していく中、支出を抑え売り上げを確保していくことしか残る道は無い。今、時間に任せあらゆる経営者の本を読んでいる。共通していることは厳しい我慢と一時を見逃さずに攻めるタイミングが分かる判断力とすばやい実行力、そして社員と一緒に乗り切るという一体感のある会社が成功し今に続いている。残れば勝ちの時代だ。

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テレワークとアフターコロナ

新型コロナウイルスの感染防止のためテレワークや自宅待機という今までの働き方とは全く異なる仕組みが動いている。この二つの働き方に対応できる会社は大企業であり昔で言うホワイトカラーという職種やインターネット関連企業であり蓄積した資産も十分にある。また、製造業においても完成品を作る会社がほとんどだ。一方、サービスやものつくりを行っている中小企業は下請けが多数であり、元請けや製造元としては数少なく、自社製品を持っている会社はさらに少ないのが現状。仮定としてだがコロナ感染が終息に向かい事業が再開した時にテレワークや週に何日か自宅待機をしている社員に対しての選別が始まるのではないかと最近感じている。テレワークは今後の働き方が大きく変わりテレワークで成績が上がる社員と下がる社員、自宅待機していた社員の社内での存在感が問われる。この働き方の成果はすぐに結果が出るであろう。つまり自己管理できる社員と烏合の衆で流れに沿って働いていた社員が二極化する。情報発信が出来ない者、言われた仕事しかできない者は去るしかないだろう。また、そのような社員を多く抱えている会社の生きる道は社員の再教育と実力に合った大幅な給与体系の見直しが必要。給料の源泉である顧客のために課題解決や提案など自発的情報発信や迅速に行動できる社員をより多く抱えている会社しか生き残れない時代になる。

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フィッシングメール

4月8日と5月2日にあるカード会社から「カード利用内容の確認のお願い」という件名でメールが来た。内容は「この度弊社の不正検知システムにおいて、現在、お客様がお持ちのカードの利用内容について、第三者による不正使用の可能性を検知しましたので、ご連絡差し上げました。・・・・あなたの口座が資金の安全のため凍結されたのですが、すぐにWEBサービスIDとパスワードを再登録して、制限を解除しなければなりません。変更をWEBサービスよりお申込みください」とある。ログインするとまったくカード会社そっくりの画面、問い合わせの電話番号をネットで調べても正にカード会社のセキュリティデスクの番号だ。ログインするとカード番号など入力する画面、これはおかしいと思い、利用通知メールや予約専用カードデスクに連絡するとカード履歴、メール履歴を調べて、そのタイミングではメールしていないとのこと。すぐさまパスワードの変更を行ったが、こんなに巧妙に仕組まれると騙されても分からない。カードパスワードとログインパスワードを分けているので問題はないが、フリーダイヤルの問い合わせはすぐには繋がらないことを予め分かっているので掛けられても繋がれば本物と勘違いしてしまう。カード会社にはこのような詐欺メールがあることをアナウンスするように伝えた。仕事中であるとこのようなメールは無視しているが休み中に出勤してメールを見ると仕事モードの緊張感が緩み、こんなメールに注視してしまうものかと改めて詐欺の悪千恵を実感した。

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令和2年ゴールデンウイーク

新型コロナウイルスによる緊急事態宣言の最中、例年であれば楽しいはずの大型連休であるがステイホーム週間となった。会社はカレンダー通りの休み、2日から6日までの5連休。社内では4月30日、5月1日と有給休暇により8連休を取得している社員も多くいるがどこにも出かけることが無く制約我慢の期間だ。こんな出来事は誰もが経験したことが無い。これから企業に降りかかってくることは収入が無く支出である人件費、家賃などの固定費が毎月掛かってくる状態、つまり持ち出しの状態がこの宣言が解除されるまで続くことだ。これは体力勝負に他ならない。昨日、国会で可決された法案通過により各種の給付金や補助金の申請が可能になった。早速、持続化給付金申請の手続きをインターネットで行ったが繋がらない状態が続いている。特に飲食、宿泊関連業界はまさにキャッシュで動いている世界だ。固定された支出費用は待ったなし。今月末から恐ろしい情報が世に飛び交うと思う。わが社にあっても固定費は大きく、収入見込みは数か月先の見通ししか立っていない。限られた駒で売り上げを確保するにはと考えると眠れない日々が続く。今期はあらゆる支出を抑えた経営を行う。この厳しい期間は社員も同様に生き残る術を共有して安全宣言後に全員がよく我慢をして生き残ったねといえる会話ができるように頑張る。まさにコロナ戦争の真っ最中、攻められたら守りを徹底させ持久戦に持ち込み、隙あらば打って出よう。生き残れば勝ちだ。

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今やるべきこと

新型コロナの感染状況は日増しに拡大している。世界共通の事象として医療問題と経済問題が同時に降りかかってきている。特に中小企業は業界によりキャッシュフロー、企業体力に若干の差があるが1か月から3か月が生き残れる期間だ。当然のことであるが売り上げがあって給与や固定費の支払いがある。今の現状はマスコミでも飲食業の家賃が大きく取り上げられているが収入が無くなっても給与と家賃を含めた支出は毎月発生する。これからコロナが終息するまで、生き残る道は一つしかない。売り上げに合った支出を実行しなければならない。これが出来ない企業の明日は無い。どれくらいの期間を社員と共に我慢出来るかが勝負となる。スーパーゼネコンの数社が現場を休工にしており東京都をはじめとした官公庁の入札業務も停止中。ゴールデンウイークもステイホーム週間と名を変える。社員全員の雇用を守りながら売り上げも確保するという当たり前の事が出来ない時代に突入した。どんな仕事でも機会があれば果敢に取り組まなければならない。なぜ働くのか、会社の存在とは何か、生きることとは等、普段は仕事に流されていて真剣に考えないことをこのステイホーム週間を良い期間と捉え、ピンチをチャンスに変えていこう。

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休日のような平日

新型コロナの影響で会社の電話もかなり少なくなっている。メール受信も少ない。こんな日常から経済活動が鈍くなっているのが分かる。今日のお昼に近所へ弁当を買いに行く途中、日本料理屋のオーナーに偶然会った。そのお店もご多分に漏れずお店は休業。今月だけでも10件の団体の予約がキャンセルになったという。そのオーナーのお店は自家所有しているため今、問題となっている家賃の支出は無いが当然に建物の返済がある。家賃問題だけでなく自社所有の土地建物のローンがどこにでもあるはずだ。悪のスパイラルの中にすべての業種が吸い込まれていく。当社の事業も遅かれ早かれこのスパイラルに飲まれるだろう。これを回避するにはと毎日考えている。流通業界での有名な言葉に「店は客のためにあり、店員と共に栄える。」店を会社に客は取引先、顧客と店員は社員と言い換える。今この時に冷静に顧客のために何が出来るか、今までの反省点は何か考える重要な時間と捉え、拡大から集中へも大事。孫子の言葉「十をもって一を攻めよ」とある。これからの時代は未知の世界だ、生き残るための方策を考える時間が十分に与えられたと思い、方向性を整理しこの不況の波から抜けていく覚悟が必要。自分のため、会社のため、顧客のための目標をもって一丸となることが大事だ。今こそチャレンジ!

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マスク配布

第2回目のマスクを社員に配布、先週は女子社員用に少し小さめのマスクを配布したので都合は3回目となる。今月末に2000枚、来月末に3000枚入荷予定。入荷次第、社員全員に配布する。今日のニュースでシャープが明日からネットで販売する予定とのこと。中国もマスク輸出を緩和するらしい。マスク効果は種々の議論があるがまずは他人に感染させないことが重要。新型コロナ対応の物理的なことはすべて行ってきたがこれからは経済がどのようになるか見通しが出来ない。会社の予算は固定費が先にあって売り上げ予算を計画する。固定費の大半は人件費だ。これからの経営は売り上げに合った支出を考えないと会社は成り立たなくなる。今日の日経新聞でもJR東日本の乗客減による利益減についての記事があったが、どこの大企業であっても中小零細企業も構造は同じだ。今期も4月スタートしたがあっという間に5月連休を迎える。当然、例年のごとく連休中の収入はまったく無い。社員に危機感を持てと言っても無理な話。ではどうする?この土日もずっとずっと会社の存続について考えている。創業28年を迎えたがこんなに危機感を肌で感じたことは無い。今後の生き残りのキーワードは「マルチタスク」マルチタスクとは複数の作業を同時に、短期間で並行して実行すること。しかし、現場作業では当然不可能なことが多い。しかし、解決方法はある。多能工の実現がまさにマルチタスクだ。今まではこの仕事、業務を専門にやってきたが「専門性」と「この仕事だけ」とは大きな違いがある。例えば当社の業務である電力・電気工事も行えば空調工事も出来る人材を養成できれば正にマルチタスクの実現が可能になる。外注費の削減にもなり結果、社員に還元できる。これには社員の積極的は取り組みが無くして不可能。出来ない理由を考えるのではなく何でも出来るようにしなければ明日は無い。

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ネットカフェ

新型コロナウイルス感染による影響による報道の中でネットカフェ難民が取り上げられている。このニュースを見て違和感を覚える。一日4000人位がネットカフェを利用して生活しているとのこと。昼間は日雇いや派遣労働者で日銭を稼ぎ生活している。なぜ違和感を覚えるかというと利用者の年代だ。20代から40代が利用者の70%という。それぞれの理由はあると思うが、この人手不足の中、社員として働くような行動をなぜしないのか。当社ではここ数年社員募集をしているが一人の応募者も無い。また、これらネットカフェが休業するすることにより追い出された人を東京都が数日間、無料で宿泊できる場所を提供するとのこと。なぜ、東京都はこのタイミングで難民と言われている人々をハローワークへの誘導を行わないのか理解に苦しむ。非正規社員、ニート、アルバイト等職業の自由はある。しかし、リスクを理解してその職業を選択していることだと思うが、その立ち位置が無くなったとたんに弱者としての立場を主張したり擁護する意見が出てくる。一生懸命努力し明日を夢見て実現するために働いている若者が沢山いることを理解してほしい。今、未曽有の経済状況になっている。官公庁の入札業務も緊急事態宣言期間が終了するまで停止。つまり今後の仕事の予定が立てられない。また、今日のニュースでも中堅ゼネコンが建設中の現場を中断するという。すそ野が広い建設業界にあってこのニュースはただ事ではない。現在予定されている施工物件が延期になれば会社の存続に係わる事態になる。この1週間の危機感は初めての経験になるが社員は相変わらず与えられた仕事に目を向けているだけだ。こんな時だからこそ現場が無い時に何をするかを考え実行することが重要。入社一年目の社員は来年一年の事、5年目の社員は5年後の会社と自分の役割、仕事を考えてほしい。毎日のニュースを見ていれば明日は我が身と感じる神経が欲しい。何があっても社員家族のために生き残らなければならない。こんなに手のつかない日々を送る経験は今回だけにしてほしい。

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新型コロナウイルス対策

先週より対象社員の公共機関通勤者の時差出勤と社有車貸与による通勤を始めた。さらに来週からコールセンター要員のテレワークを始める。従来からの就業規則には無いものばかりだ。これらの緊急措置は当たり前のように報道されているが深く掘り下げると何かあった時の問題解決はその発生時にならないと分からない。これは当社の問題だけではなくすべての企業に該当すると思われる。また、マスクも手配済みで来週早々から入荷して来る。月末までに2500枚納品されるので入荷次第、社員全員に配布していく。会社として出来ることには限界がある。特にテレワークなどの対象社員は1名のみで個人情報の管理を考えると社外で出来る業務はほんの一握りとなる。世間の話題は休業補償や給付金などに向いているが一番縁の無い政治家や官僚が作成しているのでまったく実感がわかないし効果は疑問だ。条件を付けすぎだ。私見だが一定金額をすべての世帯主に渡し、不要な人は返金できる仕組みを作り、次年度に税負担を考慮すれば良い。渡すだけの仕組みを考えていると条件が必要になる。受給する側には欲しい欲しいという人だけではない。本当に必要な且つ緊急に対応しなければならない医療関係者に配分してほしいと願う国民も多いはずだ。ただし、飲食業界、ホテル業界をはじめ流通業界は待ったなしの時、経済の見通しを明らかにして廃業を選択しないようなバックアップが政治には必要だ。

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買占め騒動分析

今朝の日経新聞朝刊5面の記事。2月末から全国でトイレットペーパーの買占め騒動の原因はツイッター上の投稿と商品の販売状況を分析すると意外なメカニズムであったそうだ。当初は主犯とされたデマ投稿は拡散していなかったとのこと。マスコミでも報道されたが騒動の発端が「新型コロナの影響で中国から輸入できず品切れになるという」投稿が要因とされるが分析ではこの投稿はそのものはまったく拡散されておらずデマを否定した投稿が爆発的に広がった。デマを否定するつもりでも受け手は「そんな噂があるのなら実際に品不足が起こるかもしれない」という連想が広がった。これらのデマ否定投稿の急増によりトイレットペーパーの品不足が同時に進んだという。情報発信は慎重になるべきだ。また、9面ではマスクの品薄でのカスタマーハラスメントを取り上げている。これはドラッグストア等で従業員がマスクとつけて接客していると「あるなら客に売れ」「いつ入荷?」という質問に分からないと答えるとテレビでは増産ている、隠しているのだろうと言われているらしい。今、社員の健康ため、あらゆるルートを使いマスクの確保に動いている。今週末から少しづつ入荷する予定。コロナウイルスの感染は行くとこ見えずサービス業に始まり今後はあらゆる業界の経済活動に悪影響を及ぼしてくる。生き残りを賭けた戦いが続く。

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