40kHz超音波

先般、携帯型放電検知器のPRでメーカーが来訪、この機器は電力機器の絶縁不良時に発生する40kHzの超音波を検知すると可聴音を出して50dB・70dBの音圧をLED表示するもの。今回の製品は従来品と比べ約半額で提供するという。試しに事務所で試験したところ絶縁不良のLED点滅とブザーが鳴動。1階の事務所内のどこに向けても反応してしまう。通常は発生源の機器だけに反応する測定器だ。ネットで調べても40kHzの超音波は人体に対して悪影響を及ぼすという明解な記事は無かったがどうも気になるのでその機器を買い受けて会社が休みで無人状態の時を狙い土曜日に試験を行った。原因はあっという間に分かった。それは事務所の通用口の中に設置してある分電盤が発生源。その旨、メーカーに連絡したところこんなケースは初めてとの事。推定だが配線に影響が出ているかも知れない。早速、該当する分電盤の発注を行い交換する予定だ。電気・電波は目に見えない物だ。人体に使う補聴器やイヤフォンなど外界の影響がどれくらいあるのか興味を引くところ。身の回りには無数の電波が飛んでいると共に情報も発信・受信を繰り返している。人体以外にも情報漏洩が繰り返されている現状から電気・電波の見えるかと環境に対する影響評価が急がれる。

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足元注意

先週の土曜日、家から出て会社に向かう途中の駅のホーム前の道路の段差で躓き一回転、こんなことは初めての経験だ。思わず周囲を見渡したが気づいている人は居なかった。数日前にも同年代の友人がお店を出て躓き、顎を強打するとともに肩を脱臼したとのこと。その1か月前にも先輩の友人が道路で転倒して顔面殴打したという。本人は普通に歩いていても少しの段差でひっくり返ることがこの年代になって分かってきた。ここ数カ月不眠で一日2から3時間位の睡眠だ。寝不足と腰痛でバランスがおかしい。腰痛については毎週、外科病院で腰にブロック注射を処方している。この注射は痛いのなんの腰を中心にじわっと広がる痛みだ。来年の4月頃には外科手術をする予定。連休前に手術できれば2週間くらいで退院できそうだ。仕事への影響は最小限になる。先般、荒川区立第三中学校で「校内ハローワーク」で講師を3クラス行ってきた。先日、学校から生徒からの講師に対してのアンケートのコピーが送られてきた。1年生から3年生までの各クラスで私の授業に参加した生徒は計四十数名。講演のタイトルは「社長」他の講師は職業についてのタイトルがほとんどだ。私の「社長」という訳の分からないタイトルに引かれ授業に参加して真剣に聞いてくれた。質問も多岐にわたり「諦めない」「人一倍の努力」「経営者と社長の違い」「自分を信じる」「幸せはまず与えること」など一言一言が生徒の心に響いたようだ。社長を目指したいという感想文が多かった。これからの世の中、創業社長を多く創ることで雇用も創出し社会貢献してもらいたい。体格の違いはあるが1年生と3年生と感想の内容についての全く年齢の差が見られないことに驚いた。来年以降も企画があるようなので時間の調整が合えば参加したいと思う。

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防火のつどい

本日、午後1時半集合、2時開演でムーブ町屋で尾久消防署主催の防火のつどいに参加する。コロナ禍にあって開催が危ぶまれたがコロナ前には抽選会など行いかなりの参加者がいたが今回は抽選会は無い。どれくらいの参加者が来るのか分からないが町会の防犯防火担当者も来るので200名近くの催事になると思う。講演会として落語家の三遊亭歌扇師匠の防火に関する落語。年内の行事は11月17日に東京商工会議所の会頭が変わるので就任披露が東京會舘で行われる。今月より東商荒川支部の副会長に就任したためご招待を受けた。29日は秋の尾久警察署交通安全運動の功労者表彰に尾久防犯協会長として参列、挨拶する。12月は各種団体の忘年会が始まるが例年よりかなり少ない。今年もあっという間に時間が過ぎていく。昨日には毎年の仕事納めに社員全員に配る年越し用のハム、明太子、伸し餅、日光溜り漬の手配も終わった。さあ、頭を切替て残り1か月、年末に向けて社員の意識改革と売上アップを考えよう。

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第11回電大旭祭

北千住に移転してから11年になる学園祭。神田の頃は錦祭と呼んでいた。経営同友会として今年もライブ出展する。電大の卒業生で経営者の集まりである経営同友会は約100社の会員がいる。大学の前身である電機学校は1907年に創立。NHKのラジオ実験放送より前の1924年にラジオ実験放送を行っていた。1928年には今のファックスの原型の写真電送にも成功した。経営同友会の先輩には日本の電気・通信の開発において名だたる経営者が沢山いる。少しでも先輩の爪の垢で拝みたいものだ。旭祭は今週の金曜日に設営を行い11月5日(土)と6日(日)開催となる。昨年はコロナ禍にあってハイブリットで開催、事前登録者しか入れず来校者は700名を超えるものであったが経営同友会の展示室には2百数十名の来場者があった。旭祭の初日は別件で荒川区第三中学校の依頼で毎年実施している校内ハローワーク活動の講師として3講座を受け持つ。1講座30分で講義を行う。話す内容は講師にお任せである。講師は29人いて落語家、助産婦、歯科衛生士、漫画家、保育士、グラフィックデザイナー、弁護士、裁判官、薬剤師、写真家、エンジニア、消防士など多種多様な業種の専門家。業界や仕事の話より生徒が経営に興味を持ったり自分の周囲の知らない世界がある事実を講義内容にした。ずばり「社長」になるにはという話をする予定だ。職業の選択方法から始まり社会貢献まで自分の歴史を振り返り荒川区から一人でも多くの経営者を輩出できるよう、そして将来の自分に希望を持てる話をする予定。

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働かないアリの価値

今月9日の読売新聞12版に「働かないアリの価値は?」という興味深い記事があった。その記事は寓話「アリとキリギリス」で働き者として描かれるが働かないアリが無駄な存在かというとそうではないらしい。集団の中に合って働きアリが一斉に働く集団と働かないアリが一定程度いる集団を比較すると働かないアリが一定いるほうがやや長く存続するという一斉に働くと短期的には仕事の効率が良いがやがて疲れてしまうという。働かないアリは働くアリの休憩時や緊急事態の時に出動するという推測をしている。役に立たないと無駄だという考え方は本当かという疑問を投げかけている。例として本の余白は無駄か?余白が少ないと情報量は多いが書き込むスペースが無い。逆に余白が多いと読みやすく書き込みが出来る。よって捉え方ひとつで無駄ではなくなるという考え。結果として7割くらいの力のメンバーで取り組み、予定の間にはゆとり設けるとという仕事術。残りの3割は緊急要員として考えるという結論のようだ。この3割は短期的には無駄に見えても長期的には有効とのこと。実際の事業としては3割の緊急要員は相当な付加価値をもった仕事でないと難しいがこの考え方を目標にすることは可能だ。2:6:2の法則とふせて考えるとイライラする思いは軽減される。

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仕事と作業

自分は仕事をしている、自分は作業をしている。同じ時間を過ごす事でもこの言葉は大きな違いがある。肌で感じることは仕事とは自分から積極的取り組み、営業から集金までの一通りの過程に関わること。作業とは営業と集金の間の過程をやっていること解釈している。作業は代替ができる。つまり社員でなくても協力会社に任せても可能である。成長している会社の社員は「仕事」をしている数が圧倒的に多い。どのように仕事をする社員を増やすことが出来るか、何が必要か暗中模索だ。働く意義や目標設定など個人の生き方に強くでてくる。さらに成長を求められてきた者にとってこれでいいやという概念は無い。しかし、これからの時代、社員教育を自分と同化させてどのようにしていくか重要な課題だ。自分の給料はお客さまから貰うという当たり前のことを理解できない者が多い。常に人のために働くという基本を忘れてはならない。

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選択と集中

創業以来、多角化を推し進めてきた。多角化といっても底辺に共通して流れていることはライフラインの安全安心事業だ。電力設備工事、ビル等の受変電設備工事、ネットミル事業、環境測定事業、ホームドア工事など人の安全に関わる事業の範囲となっている。この30年で行ってきたことの中で人的にも世の中が集約する環境になってきている。選択と集中とは特定の事業分野において経営資源を集中することにより経営効率化を図り、業績向上を目指す。企業の競争戦略上、得意とする事業分野を絞り込み経営資源を集中していく。目標は売上2割減になっても利益8割増を確保していくことだ。売り上げの増だけを目標にすることではなく競争力のあるそして安易に参入できない事業の見直しだ。それは創業時から展開している電力設備関連事業の掘り起こしと大型設備投資による他社の追随を許さない合理的で安全な特別高圧ケーブル布設事業に絞っていく。電力の自由化により電力会社、新電力会社も疲弊している。しかし、延々と築いてきた電力供給のネットワークだけはすぐには代替が困難だ。将来の電力ネットワークは蓄電設備の技術革新により地域別の発電になっていくであろうがそこに行くまでの数十年間はライフラインの要となっている。再生可能エネルギーも長所短所があり十分に現在の発電量を賄うことは不可能。これからは発電送電の一体化と需要家の個別発電化がキーワードになってくる。今後のケーブル工事の合理化のために来年にはIT化された特注ドラム車の導入を計画している。作業性安全性もおそらく国内では最高クラスになる。6万ボルト高圧ケーブル施工の集中化により、てっぺんを目指していく。

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ブロック注射

腰痛治療を始めて数年以上経つ。針、お灸、整体、マッサージ、大学病院など通ったがいづれも効果が無かった。先月から地元の整形外科病院に行き、外科手術の手前と考えていた腰へのブロック注射を始めた。噂には聞いていたが痛いの一言だ。腰痛の症状は腰の重みと痛み、歩いていると右足の痺れ、さらに足を引きずる感じの歩行になる。ブロック注射と共に薬と点滴を行っているが投薬は体に合わずにやめている。週一での点滴も時間が調整できずにいる。巷で云われている神経ブロックは一時的な麻酔に過ぎず、薬が切れたら元の状態に戻ると思われがちであるが一時的な麻酔だけではないようだ。神経ブロックの重要な効果は麻酔によって興奮した神経を落ち着かせて痛みの悪循環と断ち切ることのようだ。まあ、この情報を信じて数か月継続しようと思っている。ゴルフコンペの案内も最近では多くなってきているが全てお断りしている。今後もゴルフは無理だと思っている。腰痛改善が出来ない場合は外科手術へと決心しなければならない。これには長期の休みが必要となるので何時の事やらと思っている。温泉にゆっくり浸かり休むことが一番の腰痛薬かもしれない。

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天国からの見守り

この2カ月間、お世話になった経営者や40年近くプライベートなお付き合いをしている方々を見送った。悔やんでいてもしょうがない。さらにショックなことは社員の突然死。毎年健康診断を全社員行っているが要再検査が数名必ずいる。会社としては再検査を書類で出して結果報告を求めているが中々受診していないのが現状だ。亡くなった社員もそのうちのひとりだ。治療をしていれば防げたこと、残念でならない。二度とこのような不幸な出来事を起さないためには各自の健康は自分で守るしかない。考え方を変えて最近では天国から見守ってくれている人が増えたと思うようにしている。いづれにせよ各自に与えられた命の長さはそれぞれだ。今、何が出来るかを考えて、出来ない理由に時間を費やす事より早く天国に行ってしまった先輩、仲間の恩返しをしなくてはならない。今晩は東商荒川支部の役員の方が大臣表彰を受けた受賞祝いに出席する。久しぶりのお祝いの席。やはり楽しくなければ人生ではない。

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虚無感と報連相

昨日30年以上の付き合いのある大先輩の経営者の告別式に参列、昨年より肺癌の治療を行いながら会社経営を行っていた。享年85歳であるが毎月のように食事会に誘われて飲んでいた。後継者も無く悩んでいたがご本人は100歳まで頑張るという気概を持っていた。残念でならない。この1週間悲しい知らせばかりだ。本当に辛い毎日を過ごしている。今朝も社員の祖母の逝去の知らせを受け取る。人間は常の死に向かって生きていることは承知しているが只々やるせない。人間の無力を感じる。最近、自分で創業した会社も虚無感の中にいる。ひとりだけもがいている感じがしてならない。ここ数週間コロナ禍にあって社員からの自宅待機連絡が各自日に2回は来るがその都度、全社員に状況をショートメールで発信して情報共用しているつもりが驚くことに全社員の2割程度しか返信が来ない。社員のほとんどには会社で携帯電話を貸与している。このような環境であっても受信内容は見ていない、あるいは無視をしている。社長が発信したことに対して無反応ということはお客さんに対してはもっと無視していることであろう。会社が伸ない原因、いや社員が伸びない原因はここにある。こんな会社は自分の周りでお付き合いしている会社では有り得ない。非常に情けない。このような経営者は失格であり社員に相当になめられているようだ。これで自分なりに腹を決めた。皆に平等で手をつなぎながら成長していこうと考えていたがこんな実現不可能な理想を持っていたのでは足を引っ張られるばかり。これからは会社も社員も選別の時代。特に今まで返信の無かった社員は一度だけ猶予を与える。返信の無い携帯電話は順次回収していく。回収しても影響は無いはずだ。夢を果たせなかった社員のためにも月曜日から心を入れ替え前向きに進もう。

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